[メイン] ストーリーテラー : 検察側準備官僚しております
[メイン] ストーリーテラー : はい
[メイン] ストーリーテラー : 【日時】2020年4月25日(前回から一週間程度)
【場所】ガーデン・ディストリクト・ギノフォード邸
【エリーゼ】血潮9点(起床による消費)、意志力3
[メイン] ストーリーテラー : いつもの夜。いつもの起床。見知った天井。いいかげんこのベッドにも、この部屋にももう慣れた。
快適な自分の寝床。貧相なロウワー・ナインス・ワードの家の硬いベッドは、自分のいるべき所ではない。
そしてエリーゼは目が覚めると同時に感じる。吸血衝動という名の獣の唸り。喉の渇き。自分の存在意義。少女を組み敷いて、征服して、牙を埋めて赤く甘い血を吸う欲求。それと同時に得られる麻薬のような性的快感を思い出して身震いする。
[メイン] メアリー : 「おはようございます。エリーゼさま」
[メイン] メアリー : エリーゼが起きるまで側に居たのか、ベッドの側でメアリーが挨拶する。
すました顔をしているが解る。虚ろな瞳の奥でえっちなことを考えている。様子からして直前まで胸や股を弄って快楽を得ていたに違いない。昨夜もぐちょぐちょにして淫らな奴隷であると何度も宣言させて、何度も絶頂させている…。
[メイン] エリーゼ : 「おはよう、メアリー よく眠れた?」
[雑談] メアリー : 勝手にhentaiにするムーブ
[メイン] メアリー : 「はい。五時間もお休みを頂きました」
[メイン] メアリー : メアリーは昼間の出来事やニュースの概要を伝えつつ、着替えを手伝う。
[メイン] メアリー : 「お昼に、エリーゼさまの父親と名乗る男性が来られました。『娘に会わせろ』『金を貸してくれ』と玄関で騒ぐものですから、適当にあしらって、警察に不審者がいると通報して連行してもらいました」
[メイン] エリーゼ : 「ありがとう。メアリー …それにしても嫌な人…」
[メイン] メアリー : 「私のことをいやらしい目で見ていました…。じろじろ見て…」
[メイン] ストーリーテラー : そんな感じで着替えを整えて、リビングに入ると、ギノフォード卿が美少女グールたちと戯れている…。
[メイン] ギノフォード卿 : 「起きたか」
[メイン] エリーゼ : 「おはようございます。お父様」
[メイン] ギノフォード卿 : 「こいつらから聞いた。お前の親、あまりうるさいと事故死せざるを得ないぞ」
[メイン] エリーゼ : 「私の親が迷惑をかけ申し訳ございません」
[メイン] ギノフォード卿 : 「もし数度ここに来るようであれば、マスカレードの掟に抵触しかねない。その時はお前が、処分するんだ。解るな?」
[メイン] エリーゼ : 「承知しました」
[メイン] ギノフォード卿 : 「良いだろう。…来い可愛がってやる」
彼はそう言ってグールを遠ざけ、代わりにエリーゼに隣にくるように命じる。
[メイン] エリーゼ : ギノフォード卿の隣に行く
[メイン] ギノフォード卿 : 品定めをして顎をクイして、赤い瞳でエリーゼをじっと見る。
「よく出来た愛玩人形だよ。お前は。吸血鬼になれて幸せか?」
[メイン] エリーゼ : 「はい…幸せです」
[メイン] ギノフォード卿 : 「フッ、せいぜい俺に感謝することだ。すぐにでもお前を犯したいところだが、私は所用があって1850ハウスに向かう」
[メイン] ギノフォード卿 : 「今夜のお前には私の版図の見回りを命じる。密猟の形跡がある。1〜2時間だけでいい。狩りに適した時間帯は限られる。夜が更ければ人間は家で寝るからな」
[メイン] エリーゼ : 「承知しました」
[メイン] エリーゼ : 「お父様、私はどこを見回ればよいのでしょうか?」
[メイン] ギノフォード卿 : 「そうだな、あまり話してはいなかったな」
[メイン] ストーリーテラー : ギノフォード卿の版図はガーデン・ディストリクトのすぐ南にあるアイリッシュ・チャンネルという区画である。
1500世帯3000人の人口の小さな街で、労働者階級と中産階級の19世紀の建築が並んでいる…。
ミシシッピ川に面しており、川沿いには聖アルフォンス教会なる教会もある…。
ここの学校は成績が悪い事が有名で、ロウワー・ナインス・ワードよりマシではあるものの、治安はあまも良く無い。
[メイン] ストーリーテラー : 住宅地であり、通りには商店街もある。Restaurantや教会もある。街並みが古いから観光者も来る。
[メイン] ストーリーテラー : エリーゼも数度連れてこられたことがある。ここからここまでという地図も貰った。
[メイン] ギノフォード卿 : 「血族は舐められたら終わりだ。一人の密猟を黙認すれば密猟者はどんどん仲間を呼ぶからな」
[メイン] ギノフォード卿 : 「だから休眠させてもかまわないぞ?」
[メイン] エリーゼ : 「承知しました。」
[メイン] ストーリーテラー : ということでギノフォード卿は高級車に乗って出発していったのだ。
[メイン] ストーリーテラー : 現在19時くらい。どうする?
[メイン] エリーゼ : どうしよう
[メイン] エリーゼ : メアリーを呼ぶ
[メイン] メアリー : 「はい。こちらにおります」
[メイン] エリーゼ : 「メアリー、これから私はお父様の版図を見回りに行きます。ついて来なさい」
[メイン] メアリー : 「かしこまりました」
[メイン] エリーゼ : go
[メイン] ストーリーテラー : 美少女一人より二人のほうが安全だろうと
[メイン] ストーリーテラー : 隣に区画ということで歩いて着くわけだが
[メイン] ストーリーテラー : ここで2つの選択肢がある。
・警備に集中する。
・警備しつつ獲物を探す。
[メイン] エリーゼ : 警備に集中する
[メイン] ストーリーテラー : 警備そのものは「捕食者の穢れ」という現象があるので、ある程度近くに来たら獣が教えてくれる。
[メイン] ストーリーテラー : 知性+調査で判定でもしますか。
[メイン] エリーゼ : y
[メイン] ストーリーテラー : 図書館ではないので2+4で
[メイン] エリーゼ : 6d10ですか?
[メイン] ストーリーテラー : はい
[メイン] エリーゼ : 6d10 DiceBot : (6D10) > 39[7,6,6,7,3,10] > 39
[メイン] ストーリーテラー : 成功でいい
[メイン] ストーリーテラー : やたら嬉しそうなメアリーと手を繋ぎつつ、版図の隅々の地理を覚えつつ、様子を見る。
[メイン] ストーリーテラー : 結果、やはりコロナ騒動で商店の多くは閉まっており、人通りもほとんど無い。車の通りも少ない。
[メイン] ストーリーテラー : 2時間ほどデートしたが、結論から言えば「捕食者の穢れ」は発生せず、怪しい人物や、密猟者やそれに関わる手がかりは無かった。まあ直ぐ見つかるはずもないか。
[メイン] ストーリーテラー : そしてそろそろ帰ろうかという段になって、アイフォーンが鳴る。(ぴろぴろぴろ)
[メイン] エリーゼ : 電話に出る
[メイン] エリーゼ : 「はいそうですが」
[メイン] ルティーナ卿 : 「ルティーナです。落ち着いて聞いてくださいね?」
[メイン] エリーゼ : 「はい」
[メイン] ルティーナ卿 : 「ギノフォード卿が【マリー参議を侮辱した】という理由で連れ去られたの」
[メイン] エリーゼ : 「……!!」
[メイン] ルティーナ卿 : 「詳しいお話をしたいから、ホテル・モンテネオーレに来て下さい」
[メイン] エリーゼ : 「承知しました…」
[メイン] ストーリーテラー : タクシーを呼んで、急いでホテル・モンテネオーレにやってくると、エリュシオンは騒然としている…。
[メイン] ストーリーテラー : エリーゼが入ってくると周囲の注目を一身に受ける…。
(ざわざわ…)
[メイン] ストーリーテラー : ルティーナ卿はストレンジラブ卿(包帯卿)と話しており、エリーゼを見るとこっちこいジェスチャーをする。
[メイン] ルティーナ卿 : 「ミセス・エリーゼ。突然ごめんなさい。でも、お知らせするのはルティーナだけだったようですね」
[メイン] エリーゼ : 「どうやらそのようですね」
[メイン] ルティーナ卿 : 「ええっと…。どこから説明しましょうか」
[雑談] エリーゼ : そういえば話してる場所って一室ですか?
[メイン] ストレンジラブ卿 : 「いやいや、この様子ではエリーゼ卿は本当に何も知らないようですぞ?」
[雑談] ストレンジラブ卿 : ラウンジ
[雑談] ストレンジラブ卿 : 部屋に行くか
[雑談] エリーゼ : はい
[メイン] ストレンジラブ卿 : 「まあ、皆様方が聞き耳を立てておいでです。部屋を取ってそこで話しましょう」
[メイン] エリーゼ : 「そうしましょう」
[メイン] ストーリーテラー : ということで他の血族たちに挨拶をして、部屋に入る。一流ホテルで盗聴対策なども完備しているらしい。
[メイン] ルティーナ卿 : ルティーナ卿はベッドに腰掛けて、連れてきた美少年グールに入口を護るよう命じる。
[メイン] ルティーナ卿 : 「今夜、1850ハウスで公子と長老たちが集まって政治談義をしていました。私たちディーヴァ氏族の長、マリー・ファンタジネット参議もです」
[メイン] エリーゼ : 「……」
[メイン] ルティーナ卿 : 「そこにはギノフォード卿を初めとして多くの血族がいました。周囲の血族も、意見を求められれば意見できました」
[メイン] ルティーナ卿 : そしてこのような内容が話し合われたそうです…
[メイン] ルティーナ卿 : マリー参議「世界肺炎の事案で餌問題が深刻化している。密猟や版図の紛争が相次ぎ、警吏は大忙しだ。それなのに抱擁した愚者がいる」
公子「継嗣の権利を与えたのは今年1月の事であり、世界肺炎を予見することは誰も出来なかったのだ。そもそもガラトワーズ炎上事件にて減ったディーヴァを補充せよと強く希望したのはマリー、お前自身であろう」
マリー参議「今からでも承認を取り消すべきでは? 『定員過剰』は承認取り消しの正当な理由で、前例もある」
ソリン参議「いや昨日の今日でそれは秩序が乱れるだろう、常識的に考えて」
マリー参議「それでは『インヴィクタスの幼童は、長老にブラッドドールor吸血用グールを献上する』という布告を行おう。そこから長老が各派閥に分配することで餌の融通ができるし、長老の権威を示し秩序を維持することもできる」
公子「ふむ、一理あるな」
[メイン] ストレンジラブ卿 : 「いやぁ…そのような施策、とても困るのですがね」
[メイン] エリーゼ : 「……」
[メイン] ルティーナ卿 : 「そこでギノフォード卿が、意見を求められていないのに、マリー参議に意見してしまったのです。『最も困窮しているのは幼童自身であり、そのような思いつきで貴重な餌を取り上げられれば問題は悪化する』と。マリー参議は公子や多くの血族の前で恥をかかされたかどで、ギノフォード卿をエリュシオンの外に連れ出した後、ボコボコにしました。そして『ディーヴァの長として教育し直してくる』と言って連れ去ってしまったのです。ギノフォード卿のグールたちも連行されました」
[メイン] エリーゼ : 「………」
[メイン] ルティーナ卿 : 「ルティーナは顔が広いから、1850ハウスに出入りしている血族からそれを聞きました。そしてエリーゼ卿にも連絡した次第ですわ」
[メイン] エリーゼ : 「ルティーナ卿、ご連絡ありがとうございました……」
[メイン] ルティーナ卿 : 「どういたしましてですわ。ルティーナはソリン派が集まるホテル・モンテネオーレにも来ますけど、本来マリー参議にお世話になっておりますから…。なにもできません」
[メイン] ストレンジラブ卿 : 「私はいわゆるソリン派ですがね。ギノフォード卿の解放を望みますが、マリー参議に睨まれたくはないですな」
[メイン] エリーゼ : 「私は如何すれば良いのですか?」
[メイン] ストレンジラブ卿 : 「いやあ、私どもはエリーゼ卿に何かさせるために呼んだわけではないのです」
[メイン] エリーゼ : 「そうですか…」
[メイン] ルティーナ卿 : 「これからどうするおつもりですか?」
[メイン] エリーゼ : 「………」
[メイン] エリーゼ : 「そういわれましても…」
[メイン] ルティーナ卿 : 「長老はすべからく恐ろしい人々です。ギノフォード卿が今どんな状況か察するに余りありますが……。ストレンジラブ卿、帰ってこれるのでしょうかね?」
[メイン] ストレンジラブ卿 : 「血族の破壊の権利は公子のみにありますし、侮辱はそれには値しないでしょう。決闘裁判をするほどでもないでしょうし、連れ去ったのは『教育』という名目です。もどってこれるでしょう。いつになるかは解りませんが」
[メイン] ルティーナ卿 : ルティーナ卿はエリーゼを憐れむような目で見ている…。
[メイン] エリーゼ : 「……」
[メイン] ルティーナ卿 : 知性+政治判定でもするかにゃん。
技能がなければマイナス3修正。
[メイン] ストーリーテラー : つまり最低保障1d10ってことになるが。
[メイン] エリーゼ : 振っていいですか
[メイン] ストーリーテラー : はい
[メイン] エリーゼ : 1d10 DiceBot : (1D10) > 3
[メイン] ストーリーテラー : 打開策は浮かばない
[メイン] ストーリーテラー : 二人の血族は長期に渡って戻ってこなかったらどうなるんでしょうかね?とか、そういえばギノフォード卿の版図も密猟がうんぬんって噂がありますね?とか勝手な話をしている…。
[雑談] ストーリーテラー : どうですか解説のふろりんさん
[雑談] ストーリーテラー : いないのか・・・
[雑談] ふろりん : いるけど
[雑談] ストーリーテラー : いた
[雑談] ストーリーテラー : なにかいってやって(
[雑談] ふろりん : いきなり言われてもw
[雑談] ふろりん : 親なし同士仲良くしましょう?
[雑談] ストーリーテラー : べいろすは手心がないから
[雑談] エリーゼ : …そこに持っていくしかないけどどう行こうかな
[雑談] ストーリーテラー : いままでふろりんに向いたべいろすの刃がえりーぜにきた
[雑談] ふろりん : アドバイスをしたらいいの?
[雑談] エリーゼ : はい
[雑談] ふろりん : そうだなあ。マリー参議を言いくるめる自信があるなら、直訴する手もあるかもしれないけれど、
[雑談] ふろりん : 穏当な案は他の有力者にお願いするかな
[雑談] エリーゼ : 成程
[メイン] ルティーナ卿 : 「そういえばマックス卿は最近忙しそうにしておりますね。ちょっとだけお話しましたが…」(などと別の話に飛んだりしている(というかルティーナ卿は良く喋るなあと思った)
[雑談] エリーゼ : 他の派閥に入るという事ですか?
[雑談] ルティーナ卿 : このホテルにいるのは基本ソリン派
[雑談] ルティーナ卿 : ギノフォード卿もソリン派よ
[雑談] ルティーナ卿 : ソリンはヴェントルー参議(人名録参照
[雑談] エリーゼ : はい
[雑談] ルティーナ卿 : エリーゼはソリン参議と直接主従関係にはないけど、ギノフォードの子だから
[雑談] ふろりん : 個人的には本人に突撃する展開を見てみたいかなw
[雑談] エリーゼ : 若干きついきがします
[雑談] ストーリーテラー : まあ表の血族二人に何がしたいかとか相談したらどう
[雑談] エリーゼ : ルティーナ卿とストレンジラブ卿にですか?
[雑談] ストーリーテラー : うん
[メイン] エリーゼ : 「ルティーナ卿、ストレンジラブ卿、こんなことをお聞きするのは変かもしれませんが…私はこれからどうすべきなのでしょうか?」
[メイン] ストレンジラブ卿 : 「おや、エリーゼ卿。…最終的にはどのようにしたい、なればいいとお思いですかな?」
[メイン] エリーゼ : 「私は…最終的にお父様の解放が成されれば良いと考えています。その為に力をつけたいのです」
[メイン] ストレンジラブ卿 : 「そうですなあ。マリー参議を言いくるめる自信があるのであれば、直訴する手もあるかもしれません」
[メイン] ルティーナ卿 : 「それは危険です。恐らくマリー参議は『ギノフォードの子』に会ってはくれないでしょう。ディーヴァ参議には若年のディーヴァを「教育」する権限があります。それを濫用されれば、エリーゼ卿もお父上と同じ運命を辿るかもしれません」
[メイン] ストレンジラブ卿 : 「穏当な案は他の有力者にお願いするか、ですかな。つまり、我らがヴェントルー参議、ソリン様に。エリーゼ卿はこのホテルに居ますが、直接利害関係はないのでしょう。であれば挨拶を兼ねて相談してみては」
[メイン] エリーゼ : 「……はい」
[メイン] ストレンジラブ卿 : 「アポイントメントを取りましょうか? 私にもそのくらいならばできますぞ」
[雑談] エリーゼ : 緊張してきた
[メイン] エリーゼ : 「よろしくお願いいたします」
[メイン] ルティーナ卿 : 「公証人のお仕事がありそうです。ルティーナも着いていってよろしいですか?」
[メイン] エリーゼ : 「お願いいたします」
[メイン] ストーリーテラー : ストレンジラブ卿はちょっと部屋から退出して、数分後にまたはいってくる。
[雑談] エリーゼ : どんな風に自己紹介すればいいんですか?
[メイン] ストレンジラブ卿 : 「お会いになるそうです。今夜25時、キャナルストリートのジャアニビルディングに来いとのことです」
[雑談] ストレンジラブ卿 : ふつうでいいとおもうよ。公子謁見も同じようにしてたわけだし。
[雑談] ストレンジラブ卿 : ちょっとトイレいてきまs
[メイン] エリーゼ : 「ストレンジラブ卿、ありがとうございます」
[雑談] エリーゼ : 了解しました
[メイン] ストーリーテラー : ということで時間まで三人とそのグールたちとでだべっていたのだが
[メイン] ストーリーテラー : 指定された刻限が近づき、エリーゼは深夜タクシー(ルティーナが手配してくれた・同乗中)に乗って、キャナルストリート600のジャアニビルディングに向かっている…。
[メイン] ストーリーテラー : 平日の夜1時。ガラスと鋼のモノリスの下を通過する車の数はそれほど多くない。
正常。しかし、街は眠らない。深夜においてもビルディングの照明は灯っている。
都市の本当の支配者たちに奉仕するために街は起きている…。
[メイン] ストーリーテラー : ジャアニビルディングのロビーでは赤いドレスの可憐な少女の血族がエリーゼを待っている…。
[メイン] アンナ卿 : 「お初にお目に掛かります。ソリンの子、アンナです。ミセス・エリーゼ。ルティーナ卿もお変わりなく」
[メイン] アンナ卿 : エリーゼを見るなり慇懃な礼をする。雰囲気からソリン参議の秘書血族だと推測できる。
[メイン] アンナ卿 : 「……」
ロビーには筋骨隆々の警備員が複数立っており、さらに防犯カメラの多さが目に付いた。
[メイン] エリーゼ : 「ギノフォードの子 エリーゼ・エーベルヴァインと申します。…」
[メイン] アンナ卿 : アンナ卿はエリーゼを見定めるようにして見るが、結局エリーゼたちをエレベータまで案内する。エレベータの室内の、階数ボタンを押すところには鍵穴があり、アンナは鍵穴にキーを挿入した上で、最上階のボタンを押す。
[メイン] アンナ卿 : エレベータの扉が開くと大理石の床と黒い革張りの座席が整えられた共通エリアが広がっていて、向こうには屋上プールが見える…。
ファンは頭上でゆっくりと揺れながら回っている。
「お父様はプールで貴女を迎えます。貴女のグールたちはここで待機いただきます」
[メイン] エリーゼ : 「承知いたしました」
[メイン] ストーリーテラー : エリーゼとルティーナがプールに行くと、近代貴族風の装束を着込んだソリン参議が立っている…。
[メイン] ルティーナ卿 : 「アルダー・アドバイザー・ソリン様。こちらギノフォードの子、ルティーナの従姉妹、エリーゼ・エーヴェルヴァインです」
[メイン] ルティーナ卿 : 「ギノフォード卿のことでお話があるとか」
[メイン] ソリン参議 : 「……」
[メイン] ソリン参議 : 参議はエリーゼを視線で射抜く。もうそれだけで狂乱しそうになると錯覚するほどである…。よく見たらルティーナもガクブルしている。
[雑談] ソリン参議 : 出会う血族全員に挨拶してw
[雑談] エリーゼ : 承知しました
[雑談] エリーゼ : 参議様かソリン様どっちが良いですか?
[雑談] ソリン参議 : どっちでもいいです
[雑談] ふろりん : アルダー・ソリンでもよい
[雑談] エリーゼ : そういえばエリーゼが抱擁されたときにソリン参議はいたのですか?
[雑談] ソリン参議 : どうしよう。そちらの希望通りでいい。
[雑談] ソリン参議 : 派閥の長を呼ぶのは自然だね
[雑談] ソリン参議 : 抱擁に
[雑談] エリーゼ : いた事にします
[雑談] ソリン参議 : はい
[メイン] エリーゼ : 「参議様、ギノフォードの子 エリーゼ・エーヴェルヴァインと申します 」
[メイン] ソリン参議 : 「楽にしたまえ。エリーゼ。お父上の事、このたびは災難だったな」
[メイン] エリーゼ : 「はい…」
[メイン] ソリン参議 : 「前置きは良いであろう。話とは?」
[雑談] アンナ卿 : アンナ卿はなんのためにでてきたのか?
=>フレーバー
[雑談] エリーゼ : ストレートでいいかな?
[雑談] ソリン参議 : いいんじゃないですかね・・・
[雑談] ソリン参議 : 考える時間欲しいなら24時でセーブして明日再開でもいいですが
[雑談] エリーゼ : …
[雑談] エリーゼ : 継続でお願いします
[雑談] ソリン参議 : はい
[メイン] エリーゼ : 単刀直入に申し上げます。私の父である ギノフォード・ダンデライオンの解放にお力添えを戴きたいのです」
[雑談] エリーゼ : 正面突破
[メイン] ソリン参議 : 「ほう。そうであったか。なるほど、それは考えもしなかった。親のために働く子の姿はいつ見ても美しいものだな」
[メイン] ソリン参議 : 「しかし、それは私がマリー・ファンタジネットに当たれということだが、私がそれをする理由や利益はあるのかね?」
[メイン] エリーゼ : 「私を差し上げます」
[メイン] ルティーナ卿 : (!?)
[雑談] エリーゼ : 賭けの
[雑談] エリーゼ : 賭け
[メイン] ソリン参議 : 「エリーゼ。それは自分の言っている意味をわかっているのかね? 不仲な親子も居る中、そのようなことをいう幼童に驚きを禁じ得ない」
[メイン] エリーゼ : 「はい」
[雑談] エリーゼ : 斬れるカードがないから自分を切った
[メイン] ソリン参議 : 「エリーゼ。お前にとってギノフォードとは何なのだ?」
[雑談] ソリン参議 : しゅごい
[雑談] ソリン参議 : 肉弾攻撃だ
[メイン] エリーゼ : 「父です」
[メイン] エリーゼ : 「そして、私を地獄から救ってくれた恩人です」
[メイン] ソリン参議 : 「ほう……。本来、数日前に承認されたばかりの、生後一歳にも満たない幼童など何の価値もないのだが。その思い切り、気に入ったぞ。力添えをしてやろう。代わりに百年は後悔し、父を恨むが良い」
[メイン] ルティーナ卿 : ルティーナがエリーゼの側にやってきて、耳打ちする。
[雑談] ルティーナ卿 : 『エリーゼ・エーヴェルヴァインはアルダー・ソリンに大きな恩義を負っていることを受け入れます。彼は多くの時間と労力を費やし、私に好意を与え、多くのことを妥協してくれました。したがって私はそれを返します。必要に応じて、抱擁が私に与えた不滅の力さえも彼に教えることを理解しています。これが私の公子や氏族、盟約に公然と立ち向かうことを意味するとしても、私は彼が望むどんな政治目標でも彼を助けます。私は、彼がそう望めば、彼のために私が所有している財産を与えます。』
[雑談] ルティーナ卿 : これを宣誓してという
[メイン] エリーゼ : 『エリーゼ・エーヴェルヴァインはアルダー・ソリンに大きな恩義を負っていることを受け入れます。彼は多くの時間と労力を費やし、私に好意を与え、多くのことを妥協してくれました。したがって私はそれを返します。必要に応じて、抱擁が私に与えた不滅の力さえも彼に教えることを理解しています。これが私の公子や氏族、盟約に公然と立ち向かうことを意味するとしても、私は彼が望むどんな政治目標でも彼を助けます。私は、彼がそう望めば、彼のために私が所有している財産を与えます。』
[メイン] ルティーナ卿 : 「公証人としてこの宣誓を保証致します」
[メイン] ソリン参議 : 「よかろう。下がりなさい。お前の父は帰ってくるだろう。そして今夜からお前はソリン派と名乗るのだ。良いことも悪いこともあるだろう」
[メイン] エリーゼ : 「ありがとうございます。参議様」
[メイン] ストーリーテラー : 会見は終わった。
[メイン] ルティーナ卿 : 「…本当によかったのですか? もしかして、貴女、ギノフォード卿に血の契りをされているの?」
[メイン] エリーゼ : 「いえ、…ただこれしかなかった…カードが切れないのだから魂を贄にするしかなかった…」
[メイン] ルティーナ卿 : 「そう…。ルティーナは公証人として、エリュシオンに戻って、先の宣誓を血族に広く広めます。反故することはできません。貴女の将来にこれが重荷になるかもしれません」
[メイン] エリーゼ : 「覚悟の上です」
[メイン] ルティーナ卿 : 「経験と人脈を重ねてカードを増やしてください。まずは生き残ることです。幼童の多くは、最初の一年で死にます。…なんて、ルティーナが言えることではありませんけどね」
[メイン] エリーゼ : 「肝に銘じておきます」
[メイン] ストーリーテラー : ということで、血族たちはタクシーに乗って夜の闇に消えていく…