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ヴァンパイア:ザ・レクイエムの歴史


1991年:ヴァンパイア:ザ・マスカレード発売

アメリカのホワイトウルフ・ゲームスタジオ社から発売。

ヴァンパイア:ザ・マスカレード
ワーウルフ:ジ・アポカリプス
・メイジ:ジ・アセンション
の三種族三作を柱とし、
チェンジリング(妖精)、レイス(幽霊)、ゴーレム、デーモン、ハンター(人間)などのサブシリーズも加わり、版を重ねていった。

これらは旧ワールドオブダークネス(oWoDと呼ばれる。

2000年:日本語版ヴァンパイア:ザ・マスカレード発売

アトリエサード社から出版。翻訳者は徳岡正肇氏ほか。
http://www.a-third.com/trpg/products/detail/VtM/VtM.html

ついに日本に上陸し、人を選ぶものの圧倒的な世界観で現在も人気が高い。
どのくらい人気が高いかというと、ヴァンパイア・ザ・レクイエムでGoogle検索するとマスカレードが当たり前のように上位にヒットするくらい。
ただしプレイアビリティが高いかどうかはまた別。戦闘がダルいとか敏捷が重要すぎてぶっ壊れてるとか聞く。

2004年:旧ワールドオブダークネス(oWoD)完結

1999年の世紀末思想の波に乗って、世界最終戦争キャンペーンが行われた。

各種族で最終戦争のシナリオが公開されていき、それぞれのサポートは完結した。
終戦争シナリオは複数存在し、それぞれのストーリーテラーは自由に結末を描いていい。
つまり、公式的な結末は存在しないらしい。

2004年:ヴァンパイア:ザ・レクイエム発売

旧ワールドオブダークネス(つまり、ヴァンパイア:ザ・マスカレード)の完結からほどなく、その後継であるヴァンパイア:ザ・レクイエムが発売された。

レクイエムはマスカレードの複雑過ぎる点を反省し、かなり簡略化され遊びやすくなっているが、一方でそこがマスカレードの美点でもあり、多くの非難に晒されることになる。
(まあそんなこといってもレクイエムもまたルールブックの読みにくさは酷いレベルだ)

さらに、コアセット構想というものも大きな反感を買ってしまった。
ヴァンパイア:ザ・マスカレード」はそれ一冊あればプレイできたのに対して、
こちらは「ワールドオブダークネス・コアルール」という基本ルールブックと、
ヴァンパイア:ザ・レクイエム」の拡張セットの2冊を買わなければプレイできないのだ。

これらは完結した作たちと区別を付けるため、ワールド・オブ・ダークネス (nWoD)と呼ばれた(過去形)。

2006年:日本語版ヴァンパイア・ザ・レクイエム発売

Role&Roll RPGシリーズから出版。翻訳者は坂本雅之、中山てい子、田中克明ほか。

残念ながら日本では不振だった。ほとんど話題にもならず、ググってもマスカレードの解説サイトばかりである。
マスカレードの知名度はあまりに大きかった。
しかし、私はレクイエムが好きである。
なんだかんだ言ってレクイエムは「最後に日本語訳されたヴァンパイア」であるのだ。
さらに、クランブック・コブナントブックなどのサプリ展開はマスカレードにも劣らない(未訳だが)。
さらに、レクイエムはポリティカル・コレクトネス」の影響を受けていない。

2013年:ヴァンパイア・ザ・レクイエム第2版発売

2eと称される。1eから訓えのパワーアップなど、様々な調整があり、またコアルールを別に買う必要はなくなった。
アップデートとしていい点もあれば悪い点もあるが、おおむね好評のようだ。
公式サイトはこちら。
http://theonyxpath.com/category/worlds/chroniclesofdarkness/vampiretherequiem/

2015年:買収と再編成

2015年にスェーデンのパラドックスインタラクティブ社が、ホワイトウルフ社を買収した。
パラドックスインタラクティブ社は子会社としてオニキス・パス・パブリッシング社にてTRPGを運営。

そして旧ワールドオブダークネスは「クラシック・ワールドオブダークネス(WoD)」に、
新ワールドオブダークネスは「クロニクル・オブ・ダークネス(CofD)」とシリーズ名を変更した。

2018年:ヴァンパイア:ザ・マスカレード復活

2011年にヴァンパイア:ザ・マスカレード20周年記念ということで、限定出版された。
さらに、2018年にヴァンパイア:ザ・マスカレード第五版(V5)が発売され、復活を遂げた。
かっくいい専用ページまで作られており、順調そうだ。
https://www.worldofdarkness.com/

2020年:Dark Erasシリーズ

ヴァンパイア・ザ・レクイエム第2版にて、暗黒時代をフューチャーしたDark Erasシリーズが刊行される。

2022年:第2版用の氏族サプリメント

公式ではないが、None More Dark Publishingより、第2版用の氏族サプリメントが発売される。
https://www.storytellersvault.com/product/395109/Clan-Book-Five-Pack-BUNDLE?src=by_author_of_product