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吸血鬼とインヴィクタス


ヴァンパイア:ザ・レクイエムを専門用語を使わずに説明するこころみです。それではさっそく見ていきましょう。

盟約とは

ヴァンパイア:ザ・レクイエムには五つの氏族と五つの盟約があります。
盟約は政党とか派閥のようなもので、都市の支配権を争っています。
どの都市にも大抵この五つの政党がありますが、力関係は都市ごとに異なります。吸血鬼は氏族を変えることはできませんが、盟約は自分で選択して入るものだし、除名もあり得るので、氏族より盟約のほうを重視する吸血鬼が多いです。

インヴィクタス

インヴィクタスとは五つの盟約のうちの一つです。源流はローマ時代にまで遡り、もっともルーツが古い盟約です。吸血鬼による人間社会の裏からの支配を目論み、あるいは達成して維持しています。政治家や財界人、警察など社会的・経済的な影響力のある人間を奴隷にしたりコネにしたりしています。吸血鬼自身も金持ちであったりすることも多いですが、カメラの前に出るような仕事や地位にはつきません。

インヴィクタスは「征服されない」「屈服しない」という意味です。何者にも屈服しませんが、特に自分の中の「獣」に屈服することを避けています。獣に対抗するために、かれらは礼儀やマナー・教養を身につけたり、ファッションにこだわったり芸術を嗜んだりします。獣はそんなことはしないからです。逆に彼らは暴力や無作法を軽蔑します。それらは獣が好むことだからです。しかしもちろん、彼らが善人であるわけではありません。

インヴィクタスは古い盟約であるがゆえに、古い吸血鬼が多く所属しています。吸血鬼は不老不死なので世代交代がなく、支配者が変わりません。彼ら長老たちは既得権益を形成してそれを固めてゆくので、若い吸血鬼との格差が広がっています。若い吸血鬼は功績を挙げても、一定以上の地位を占めることができません。重要な地位は長老たちが独占しています。長老たちは自分たちが人間だった頃の感覚でものを考えるので、最新のテクノロジーに疎かったり、民主主義に懐疑的であったり、人種差別的な思想を持っていたりします。そのため、現状維持・保守的な考えで動きます。

インヴィクタスは闇の貴族階級であり、吸血鬼社会の秩序の守り手を自認しています。特に吸血鬼の存在が人間社会に露見しそうになった際に収拾に動いたりします。他の盟約は全部クソだと思っていますが、特に政治思想のためにカルシアン運動と対立することがよくあります。

インヴィクタスに加入するには

ゲーム的には1点の長所として割り振ることで加入します。【地位:インヴィクタス1レベル】ということです。
ロールプレイ的には、希望者はインヴィクタスのメンバーに頼み込んで紹介してもらいます。紹介者はインナー・サークルという長老会議に請願書を提出します。請願が通れば面接が開始されます。面接が通れば加入することになり、教育・指導役が任命されます。

あるいはインヴィクタスのメンバーが人間を吸血鬼化するとき、盟約への加入前提で吸血鬼化することも多くあります。長老たちの前で吸血鬼化するので、結構なエリートスタートです。

インヴィクタスの活動

彼らが集まると(特にヴェントルー氏族は)ビジネスの話を良くします。経済や企業、金持ちの情報やアクセスを融通しています。吸血鬼は生活費を必要としないですが、権力欲や贅沢のために金を欲します。コネクションの形成のため、人間の社交界に参加することになります。
また、ギルドと呼ばれる徒弟関係を結成されることがあります。ギルドではパワーや教養、技術の伝授が行われます。ギルドの長はマイスターと呼ばれます。
そしてもちろん、都市における盟約の利権拡大のために動いています。

インヴィクタス所属のゲーム的利点

アタッシェ:優秀な人間の召使いを得られる。
フレンズ・イン・ハイ・プレース:盟約の社会的影響力を借りることができる。
インベストド:割安で財産などを得られる。
インヴィクタスオース:様々な効果の契約書を作れる。
残念ながらあまり強力なものはありません・・・。