ヴァンパイア:ザ・レクイエムを専門用語を使わずに説明するこころみです。それではさっそく見ていきましょう。
訓え
吸血鬼のパワーは10種類あり、最大5レベル。初期は3レベル分取得しています。氏族ごとに取得制限があり、すくなくとも2レベル分は自分の氏族の範囲内から取得しなければなりません。
獣心/Animalism
動物と意思疎通したり支配したりします。使い魔と呼ばれる特別なペットを作ることもできます。特に有用な動物は犬ですが、猫も人気です。ネズミやコウモリといった害獣も使い道があります。ギャンレルやヴェントルーが得意とします。
瞬速/Celerity
身体強化シリーズのひとつで、防御能力やイニシアティブや移動距離を高めます。コストはかかりますが、敵の行動を自動失敗させることもできます。ディーヴァ、メケトの技。
支配/Dominate
犠牲者に暗示をかけて従わせたり、記憶を操作したりできます。たとえば「銃を捨てろ(命令)」や「君がこいつを撃った(記憶操作)」などです。ヴェントルーの技。
尊厳/Majesty
その場にいる人々を魅了したり、その中の一人を虜にします。どこにいってもモテモテになり、情報収集でも狩りでも交渉でも有効です。戦闘で有用になるかは状況次第です。ディーヴァの技。
悪夢/Nightmare
犠牲者に恐怖を与える精神攻撃の技です。周囲に不穏な雰囲気を出して恐ろしい幻覚を見せたり、恐怖を喚起してバーサークさせたり追い払ったりします。ノスフェラトゥの技。
隠惑/Obfuscate
自分の存在を隠すパワーで、極めると透明になります。潜入や尾行に有利となるでしょう。吸血鬼であることを隠したりもできます。ノスフェラトゥ、メケトの技。
変身/Protean
動物変身の技・・・なのですが、はじめは地面に溶け込む技(避難用)で、次が腕だけなどの部分的な変身。全身の変身は3レベルが必要です。ギャンレルの技。
不屈/Resilience
身体強化シリーズのひとつで、ヒットポイントが増えます。コストがかかりますがアーマー値を一時的に増やすこともできます。ギャンレル、ヴェントルーの技。
怪力/Vigor
身体強化シリーズのひとつで、筋力が増強されます。筋力は戦闘で重要となります。コストをかけると攻撃判定のダイスがさらに増えます。ディーヴァ、ノスフェラトゥの技。
捕食者のオーラ/Predatory Aura
吸血鬼は捕食者のオーラと呼ばれる不可視のオーラをまとっています。これは内なる「獣」由来のオーラで、吸血鬼同士はお互いを認識することができます。このオーラは吸血鬼の活動する場所や関わる人間を少しづつ汚染して堕落させてゆきます。ノスフェラトゥのテリトリーは不吉な雰囲気が漂ったり、ギャンレルのテリトリーでは喧嘩が多発したりします。
すべての吸血鬼はこのオーラを犠牲者にたたきつけ、以下3つの効果を得ることができます。
怪物的な獣/The Monstrous Beast
これを浴びせられた犠牲者は余りに恐ろしさによって生存本能を呼び起こされ、戦うか逃げるかを促されるます。うるさい人間を追っ払うのに使えます。
競争する獣/The Competitive Beast
これを浴びせられた犠牲者は競争心を刺激され、優位に立つこと、命令すること、支配することが必要と考え行動します。人間を焚きつけることに使えるかもしれません。
呪われた血
身体増強
体内の血を消費することで一時的に身体能力値を増強できます。
バラ色の肌
吸血鬼は血が通っていないので青白い肌をしていたり、体温が冷たかったりします。体内の血を消費することで、一時的に人間のフリをすることができます。
肉体再生
吸血鬼は新陳代謝がないので、人間と違ってダメージは自然回復しません。体内の血を消費することでダメージを回復できます。
血の契り/Vinculum
吸血鬼の血を別の夜、別の場所で合計3回飲むと、その吸血鬼に永続的に魅了されます。犠牲者は主人への愛情が溢れてきて制御できない状態となります。人間を支配するための強力な手段ですが、吸血鬼にも通用します。ほとんどすべての吸血鬼は、他の吸血鬼にこれを食わらないかと恐れています。
血潮中毒/Blood Addiction
吸血鬼の血は強力な麻薬でもあります。吸血鬼の血を飲むと血の契りとは別に、吸血鬼の血への依存が形成されます。
グール/Ghoul
人間に、グールになれと念じつつ血を飲ませると、その人間はグールになります。グールは主人から定期的に血を貰う限り不老で、訓えも取得できます。