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吸血鬼のロールプレイうんぬん


ヴァンパイア:ザ・レクイエムを専門用語を使わずに説明するこころみです。それではさっそく見ていきましょう。

生理

「獣」

すべての吸血鬼の中には「獣」と呼ばれる存在がひそんでいます。正体は諸説ありますが、それは呪いの源泉であり、力の源泉であり、吸血衝動の源泉です。獣は「狩る・殺す・喰う・眠る」だけを考えます。

あなたの中の獣はあなたと一緒にいて、あなたが見渡すすべての人間を潜在的な食糧源であり、暴力の犠牲者だと考えています。
あなたの獣はあなたとは別の存在ではありませんが、ほとんどの吸血鬼にとってそれは身体の内側に住み、それ自身の欲望を持つ他者のように感じます。
獣が持つ欲望は、あなたの欲望と繋がっています。こうして獣は、吸血鬼が毎晩感じる卑劣で浅ましい衝動の原泉となります。

飲食不要(飲食不能

一応唾液はあるようですが、固形物がのどを通りません。
ワインや水道水も後で吐いてしまいます。
血液点を1点消費することで食べることができますが、やはり後で吐いてしまいます。しかもかなり苦しいようです。
美味しそうな料理を見ても、匂いを嗅いでも、食欲がわきません。
食事をする人間を見て「自分は人外になってしまった」と落ち込む吸血鬼もいます。
 
タバコは吸えます。ただし吸血鬼は火に弱く、火傷は深刻なダメージになります。

パワーと精神

吸血鬼の持つパワーは、プレイヤーとしては明示して使用を宣言するのですが、吸血鬼本人は無意識に使用します。精神とパワーは一体になっています。人間ではありえない力を得ることで、あるいは振るうことで、人間とは別の存在になっていくのです。

夜目が効く

あなたは夜行性なまものに生まれ変わりました。あなたは夜の闇に生きる存在であり、したがって明かり無しでも夜を歩くことができます。呼吸する必要はないですが狩猟のために嗅覚も鋭敏になっています。

心臓が動いていない

脈がありません。新米吸血鬼が驚き困惑するところさんです。
血が通っていないので体温が低いです。
血が通ってないので顔色が悪いと感じさせることもあります。
傷を負っても出血しません。体内に血はありますが血が通ってないのです。
呼吸も不要です。必要が無いので長生きすると呼吸を忘れてしまいます。あんまりやりたくないですが水の中にいつまでも潜っていることができます。

鏡像がぼけてみえる

鏡、カメラや映像、ショーウィンドウの反射に至るまで、鏡像がぼけて見えます。個人の識別ができないレベルです。
そのため、身だしなみの確認に苦労する場合があります。
ちなみにこれは「オンオフ」が可能なようです(公式FAQ)。これにより写真移りで識別しようとする吸血鬼ハンターを回避できます。ただし、オフにしても自分の姿を確認することはできません(ハウスルール)。同じ鏡をみても、他人にははっきり映っていても、自分には自分の顔がぼけて見えるのです。

昼間は眠っていなければならない

日の出になると猛烈に眠くなります。無理して起きていることもできますが眠くて不利です。
ダメージを受けるなどしても起きることができますが、やはり眠くて不利です。
日光に当たると深刻なダメージを受け、さらにバーサークする可能性もあります。

寝ている間は死体に見えます。なにしろ死んでいるので寝息もしません。夢は見ます。

日没になると眠気が一瞬で無くなって即座に起きることができます。
起きるときに体内の血が1点消費されます。血が無かったら起きれません。半永久的に死体のままです。

不老不死

吸血鬼化した時点で外見が固定されます。成長も老化もしません。爪も髪も伸びません。
吸血鬼は血を使用することで再生能力を使えますが、吸血鬼化前の傷は治せません。
そのため、吸血鬼化まえに外傷などがないかチェックされることがあります。
髪を切っても爪を切っても処女喪失しても、寝て起きると元に戻ります(戻さないようにすることもできます)。

泣けない

どんなに悲しくても涙が出ません。血の涙なら出せる人もいます。

仮面舞踏会の掟(マスカレード)

自分が吸血鬼であることを人間に知られてはなりません。どのくらい厳密であるのかは都市によります。たいていは「下僕であるグールならOK」です。「呪いで縛った奴隷ならOK」という場合もあります。「生前の家族と会うことはNG」という場合もあります。

そしてこれがキモですが、「吸血鬼であることを人間に知られたこと」と、「それを他の吸血鬼に知られたこと」は別の問題です。ばれなければ何も問題ないのです。

継嗣の掟(プラジェニー)

勝手に人様を吸血鬼化してはいけません。都市によりますが、だいたいは有力者の許可が必要です。
親は子を教育する義務があります。子が何か問題を起こしたら、親も連帯責任です。

そしてこれがキモですが、ばれなければ何も問題ありません。

アマランスの掟

他の吸血鬼の血を吸いつくして滅ぼすと、その吸血鬼のパワーを奪うことができます。そんなことしちゃダメだよという掟です。有力な吸血鬼たちは新米吸血鬼を恐れています。自分を吸いつくすと奴らはパワーアップできるのです。そして自分も若い時は・・・。

そしてこれがキモですが、ばれなければ何も問題ありません。

エリュシオンの神聖の掟

吸血鬼たちが集まって行事をする場所をエリュシオンといいます。ここは中立地帯ということになっています。ここで暴れたり、近くに潜んで闇討ちしたり、火をつけて一網打尽にしたらダメだよという掟です。

不自由なゲーム

ヴァンパイア:ザ・レクイエムは不自由なゲームです。吸血鬼の弱点や獣や掟や人間関係にがんじがらめにされるゲームです。バーサークして重要人物を吸い殺したらシナリオは崩壊するかもしれません。自分のしでかしたことに動揺したり後悔したり悩んだり、それをフォローしたりごまかしたりするゲームなのです。