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吸血鬼とグール


ヴァンパイア:ザ・レクイエムを専門用語を使わずに説明するこころみです。それではさっそく見ていきましょう。

グールの創造

気に入った人間に「ぐーるになれー」と念じながら自分の血を飲ませるだけです。
それだけで人間はグールになります。

とはいえ、そのグールをゲーム的に意味のあるものにするには経験点の消費が必要です。グールは吸血鬼にとっては財産なのです。それとゲーム的にグールは2名までとさせていただいております。

血の契りと血潮中毒

グールになってもただちにあなたの下僕になるわけではありません。
別の場所・別の夜に合計3回血を飲ませることで血の契りが完成し、グールはあなたに永続魅了されます。
そして血を繰り返し飲むうちに血潮中毒になります。グールは麻薬中毒者のように、あなたからの血のご褒美を求めます。

ここでキモですが、血潮中毒を充足させるのは主人の血である必要はありません。
他人のグールに「ボクの血は欲しくないかい?」と誘惑するムーブもあります。

調教

めんどくさいんですが、永続魅了されても、そのグールがただちに理想的な奴隷になるわけではありません。
グールはあなたの「恋人」や「友人」だと思っていることがあります。分不相応な勘違いをただし、上下関係を教えなければなりません。鞭で打ったり、殴る蹴るなどの折檻を行ったり、逆らったら殺されることをわからせたりしてください。折檻したあとにやさしくして血を与えるのは効果的です。(殴る蹴るは人間性案件です)

反抗的なグールは一ヵ月ほど放置してください。定期的な血潮を受けられないグールはヘロインの離脱症状に匹敵する地獄を味わいます。これは通常の人間が耐えきれる苦しみではなく、さらに本来の年齢に達するまで1日につき1年老化していきます。反抗的なグールも、血潮が切れる苦しみを一度味わうと、二度と主人に逆らうことはなくなるほどです。その状態で忠誠を誓わせて血を与えるとよいでしょう。

グールは明かさなければ主人が吸血鬼であることもわかりませんし、吸血鬼社会のしきたりなんかもわかりません。教育する必要があります。もちろんグールの不始末はあなたの責任です。

グールは永久的にあなたを愛します。あなたはそうではなく、そのうち飽きるのがミソです。

グールの能力

グールは微弱ながら吸血鬼のパワーを持っています。主人から与えられた血を使って肉体増強したり、傷を治すこともできます。定期的に血を貰える限り不老です。そして吸血鬼と違って直射日光を受けても平気です。

定期的というのは30日に1度です。グールはあと何日で血の効力が切れるかを正確に把握しています。リミットが近づくと焦ったりイライラしたり心配したりします。

グールの仕事

グールに期待されるお仕事は多岐にわたります。
血の契りと血潮中毒に縛られているグールは、ご主人様のためになんでもします。ただし、グールには「道徳」(吸血鬼の「人間性」に相当)というパラメータがあり、道徳に反することはためらうし、強行した場合は道徳が低下し、精神疾患を獲得してしまう可能性があります。

秘書/参謀

昼間の間、人間社会や他のグールとの折衝や情報収集をしたり、主人に専門的な見地から助言したりします。ストーリーテラーとしては判断のための情報提供やシナリオ進行に使えるので助かります。

愛玩用(悪徳の生贄)

不老不死で何でも言うことを聞いてくれる恋人です。ご主人様のストレスを発散し、獣をなだめるために、「色欲」の悪徳の犠牲として野外セックスに付き合わされたり、「憤怒」の犠牲として殴られてしまったります。多くのグールの悲惨な運命の一つです。なおやった後に謝ったり優しくするとグールは大感激して機嫌を治してくれます。DVぽくていい(良くない)。

グールとのネチョは愛情と温かみと献身を感じられる中毒性のある喜びです。吸血鬼には疲労という概念がなく、グールは真人間より頑丈で、かつ何でも言うことを聞いてくれるので、行為の激しさはエスカレートしていく傾向にあります。

非常食

グールから吸血することに問題はありませんし、グールもご主人様から吸血されることを望んでいます。すべてのグールは非常食になり得えます。ただ、グールの他の仕事や健康に悪影響を与える可能性がありますので主食にするのは推奨しません。

狩の補助

主人のために獲物を安全な場所まで誘い込んでくれます。吸血鬼は吸血時は無防備になりますが、グールが見張りとなってくれるので都合が良いでしょう。

生活補助

部屋の掃除とか買い物とかです。吸血鬼は洗濯物を干しにベランダに出たら日光で蒸発してしまいますし、店の多くは夜はしまってしまうので買い物も困難です。役所や銀行も昼間しか営業していません。通販の受け取りにも支障がでます。

護衛

昼間の間寝床を守ってくれます。外出する時にも連れて行くと安心。運転手も兼ねると便利です。とはいえ、グールは吸血鬼に比べて弱いです。敵の吸血鬼に引き裂かれたりしたら死ぬ可能性があります。

スパイ

敵対的な吸血鬼のテリトリーに潜入して情報収集や破壊活動を命じることもできます。無事に帰ってこれるかは別の問題ですが・・・。

プロキシ(代理人

会合に出席できないときや出席したくないときにグールを代理人として派遣します。基本的にグールが決断や約束を行うことはありませんが、政治問題を軽視したり無関心な主人の場合は、より多くの権力を与えられているグールもいます。また、グールの顔を売り人脈を持たせるために寄越すこともあります。この仕事はグールとして最高の栄誉のひとつです。

資産運用

インヴィクタスの吸血鬼は資産家や有能なビジネスマンをグールにすることがあります。単純に金銭を貢がせたり、自分の資産や会社をまかせたりします。

グールと人間関係

ヴァンパイア:ザ・レクイエムは人間関係ゲーです。グールには家族や友人や恋人がいるかもしれません。夫や子供がいるかもしれません。様子が豹変したら怪しむし、突然いなくなれば探します。

一人の主人にグールが複数いる場合、お互いに嫉妬しあいます。競争や蹴落としが発生する可能性もあります。