veirosが何か言いたげにこちらを見ている

FIREしたい!FIREする!!FIREを目指す!!!

ヴァンパイア:ザ・レクイエム 2eを解読開始。

ヴァンパイア:ザ・レクイエムの初版は2004年に発売。
それから十周年の2014年に第二版(Second Edition。2e)が発売された。
この第二版は未訳であり、各自でGoogle翻訳するしかない。
様々な変更点があり避けていたのだが、海外でも既にトレンドは2eであり、レビュー評価も良いので、解読を開始した。

第一章:今夜、私たちは誰なのか?

5つの氏族と5つの盟約の解説。
これは1eと変わらないが、氏族の弱点など細部が異なっている。
V:tMしか知らない人のために解説すると、V:tRには
・ディーヴァ(官能と欲望の吸血鬼。トレアドール、ブルハーが近い)
・ギャンレル(野生、ワイルド担当の吸血鬼。そのままギャンレル)
・メケト(影と諜報、優雅の吸血鬼。V:tM的にあまり当てはまるものがない)
ノスフェラトゥ(醜悪と恐怖の吸血鬼。そのままノスフェラトゥ
・ヴェントルー(君主。支配の吸血鬼。そのままヴェントルー)
の5氏族しかない。
その代わりに「盟約」というものが5つ存在する。カマリリヤや叛徒に相当するが、一つの都市に複数の盟約が並立して存在することがほとんどで、異なる盟約でもただちに敵対関係ではない。
・カルシアン運動(現代的な政治体制を血族社会に持ち込もうとする。叛徒)
・老魔女の環(吸血鬼による血の魔術カルト。サバト
・インヴィクタス(マスカレードの掟の維持を標榜する貴族階級。カマリリヤ)
・ランケア・サンクタム(吸血鬼によるカトリック集団。血の儀式を使用する)
・オルド・ドラクル(力と知恵を蓄え吸血鬼以上の存在になろうとする騎士団)
5氏族と5盟約で25通りのアーキタイプが作れるというわけである。

第二章:ザ・オールナイトソサエティ/常夜の社会

血族社会についての解説。
・第一の掟:マスカレード(吸血鬼の存在を人間に明かしてはならない)
・第二の掟:継嗣(軽々しく人間を吸血鬼にしてはいけません)
・第三の掟:アマランス(吸血鬼を吸い殺してパワーアップはやめましょう)
を初めとして、吸血鬼とはどういう存在で、どう生活していてどう考えているかが解説されている。

第三章:死者の法

キャラクタークリエイション関連。
1eでは1eのルールブックだけでは作成できず、コアルールという別のルールブックが必要だった。
2eでは2eのルールブックだけでキャラ作成可能になっている。
長所や訓えなどのデータもここにある。

第四章:夜のルール

行動判定など。能力値やスキルの解説もここ。

第五章:フクロウの議会

ここがV:tMにもV:tR1eにもない2e独自のファクター。自分もかなり戸惑った。
2eの世界にはストリックス(Strix)という悪霊が存在する。これはフクロウのような外見で、煙や影のような実体希薄の存在で、死体に取り憑いたり、生きている人間に取り憑いたり、吸血鬼に取り憑いたりできる。自分以外に悪意を持っており周囲に悲惨と破滅をばらまく存在。ワーウルフのベインに近い。
吸血鬼はただでさえお互いを信用しないので、一致団結してストリックスに対抗するのは困難。

第六章:私たちが死ぬ世界

吸血鬼世界の歴史や、各国の都市の設定など。