ヴァンパイア:ザ・レクイエムのサプリメントを列挙する試みです。それでは早速見ていきましょう。
ちなみに全て英語版で、日本語訳はされていません。
基本セット(Vampire: The Requiem 2nd Edition):2014年
全ての基本。しかし1eといろいろ違って困惑すること間違いなしである。一旦1eのことは忘れないといけないのだが、記載されていないところは1eを援用しなければならないという複雑さを併せ持っている。そして挿絵については絶対に1eの方が上だし、1eと比べてポリコレに敗北している部分もある。
Secrets of the Covenants:2016年
盟約についての本だが、あまり重要ではない。
Reap the Whirlwind Revised:2016年
スターターセット。キャラメイクに必要最小限のデータとルール、そしてシナリオがまとめられている。
シナリオは「公子が暗殺され、押さえつけられていた都市の有力者たちが好き勝手し始めた!」というもので、後継者争いに巻き込まれる。PCはキャラメイクしたての吸血鬼で、公子を暗殺し、パンドラボックスと呼ばれる公子の遺産を探し出すために奔走するのだ。パンドラボックスには有力者たちの生死に関わる秘密が入っており、これを入手したものが次の公子になれるという寸法だ。
都市や有力者たちの設定がサンプル都市という感じがして参考になる。実践向け。
Thousand Years of Night:2017年
「長老」にフューチャーしたサプリメント。VtRは長老のご機嫌伺いゲーで、ストーリーテラーとしては長老RPの参考になるかもしれない。プレイヤーはあんまり関係なさそう。
Half Damned:2017年
グールやダンピールといった吸血鬼関連の生物を扱ったサプリメント。1eでは「グール本」というものがあり、一冊まるまるグールのために費やしていたのだが、2eでは記述量が大幅に減少しているのが残念。
Guide to the Night:2018年
吸血鬼社会(氏族や盟約)の解説やアイデア。自作都市を作るためのガイド。
Night Horrors: Spilled Blood:2020年
敵対者としてデザインされた吸血鬼たちや、吸血鬼集団の設定。
クランブック(Storytellers Vaultシリーズ):2022年
半公式のクランブック。