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今のマイブームはヴァンパイア:ザ・レクイエムです。

ファントム・メナス:12話・前編

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[メイン] ストーリーテラー : 点呼

[メイン] フローリン : 1

[メイン] ストーリーテラー : 親愛なるルティーナ様
 このたびの報道により思いがけない被害に遭われましたこと、お見舞い申し上げます。突然のお手紙に困惑していらっしゃるものと存じますが、お伝えしたいことがございまして、筆をお取りいたしました。
 私、フローリンは、ルティーナ卿との間で数年前から続いている一連の紛争について、完全かつ最終的な解決を提案いたします。私はルティーナ卿と和解することを望んでおります。
 私は今までルティーナ卿に対して、間違ったふるまいをしておりました。私はそれを、ノックス・ナイトクラブの副管理人になるまで、理解することができませんでした。私の父が滅び、皆が私から離れて行ってしまったときも、副管理人としての地位を取り戻すことができれば、再び皆から慕われるようになると、真実から目を背けていたのです。ですが、副管理人として再び任命された今も、誰からも真に祝福されることもなく、私は任命される前と同じように孤立したままです。ここに至って、私はずっと間違いを犯し続けていたことを、直視するべきときが来たのだと悟りました。
 私たちは、お互いに傷つけ、傷つきあいながら、多くのものを失ってきました。私が貴女に怒り、憎しみをぶつけてきたように、貴女も私に怒り、憎しみを抱いていることでしょう。私は憎しみに囚われ、自分への評価を自ら棄損させる行為を続け、無意味な消耗を繰り返してきました。私は長い間、ルティーナ卿を傷つけていましたが、それで得られたものは何一つありません。その行動力を別のことに使えば、得られたものがあったはずなのに。私の中に残っているのは後悔だけです。
 ルティーナ卿が私を許せないと思ったとしても、それは当然のことでしょう。私はそれほどの行いをしてきたのですから。和解する意思がないとしても、私はそれを受け入れます。
 ですが、もし提案を検討してもよいと考えてくださったのであれば、どうかお返事を下さい。この提案を受け入れてくださることを、私は願っております。
[メイン] ストーリーテラー : ・・・

[メイン] ストーリーテラー : 【日時】2020年8月8日深夜3時
【場所】ノックス・ナイトクラブ・エリュシオン

[メイン] ストーリーテラー : 舞踏会がひらかれました。みんな楽しく踊っています。
他派閥や他盟約のゲストもお招きしており、富や権勢を誇るためにみな着飾っていたり、美しいグールを連れていたりしています。ごきげんな談笑や世辞、商談、深刻な外交の話が聞こえてきます。
演奏家たちがジャズからクラシックまでを幅広く演奏しており、虚ろな瞳をしたブラッドドールたちが彷徨い、血族から声を掛けられるのを待っています。

[メイン] ストーリーテラー : フロアの中心ではマックス卿とルティーナ卿が踊っています。
美男美女の幼童同士が踊る姿は微笑ましく見えるようで、長老たちも好意的に見ています。

[メイン] ストーリーテラー : フローリン卿はそれを見て何を思ったか、水の入ったバケツを手にフロアの中央に向かいます。
マックス卿がそれに気がつき、ルティーナ卿を庇おうとしましたがすでに遅く、ルティーナ卿は正面から水を被り、悲鳴を上げて崩れ落ちました。

[メイン] ストーリーテラー : (ざわ…ざわ…)

[メイン] ストーリーテラー : 当然の事態に音楽はやみ、周囲の血族たちがざわめきます。
マックス卿やルティーナ卿が何か言っていますがたわけたことです。
フローリン卿はルティーナ卿を侮辱しつつ高笑いを上げました。

[雑談] ストーリーテラー : ちょっとまって

[メイン] ハルシオン卿 : 「そこまでだ!」
見物人たちをかき分け、屈強なグールを連れた警吏であるハルシオン卿が会場を一喝し、フロアの中央までやってきます。

[メイン] ハルシオン卿 : そして一枚の布告文書を高らかに示し、
「フローリン・ギルダー。メディアを操り、ルティーナ卿を賤民の衆目に広く晒したマスカレード違反、および芸能人サンドラ・オルロワ殺害事件における偽証、捜査妨害によるエリュオシオン運営妨害の罪により拘束する!」

[メイン] ストーリーテラー : (ざわ…ざわ…)
ざわめきが大きくなります。

[メイン] ハルシオン卿 : 「連れていけ!」
屈強なグールたちが乱暴にフローリン卿を拘束し、手錠を掛けてズルズルと引きずって行きます。
引きずられた先にはビエンヴィル公子と、その隣に侍るエリーゼ卿がいました。

[メイン] ビエンヴィル公子 : 「マケインの娘よ。そなたの所業、すべて露見しておる」

[メイン] ハルシオン卿 : 「何をしている。控えおろう」
屈強なグールたちが乱暴にフローリン卿を跪(ひざまず)かせます。(なぜか変換できない

[メイン] ビエンヴィル公子 : 「メディアを大動員してマスカレードを危険に晒すそれ、微罪で済ませては模倣犯の発生を止められぬ。余はここで一罰を持って百戒とし、不埒者たちへの見せしめとする」

[メイン] ビエンヴィル公子 : 「フローリン・ギルダー、今宵より全ての地位、全ての称号を剥奪し、版図を没収する。鞭打ちの上、インヴィクタスから除名する」

[メイン] アンナ卿 : 「残念です。私には人を見る目がありませんでした」

[メイン] ストレンジラブ卿 : 「だから言ったでしょう。すぐにボロを出すと」

[メイン] ブルーノ卿 : 「やはりフローリン卿の仕業であったか」

[メイン] マックス卿 : 「見損ないました。私の好敵手にはなり得ませんでしたね」

[メイン] ギノフォード卿 : 「我が娘を巻き込んだ罪は重いぞ」

[メイン] メアリー : 「わたしのエリーゼさまを返して!」

[メイン] ルティーナ卿 : 「復讐は成就しました。ルティーナの勝ちですね」

[メイン] ストーリーテラー : 【フローリン・ギルダー ~断罪エンド~】

[メイン] ストーリーテラー : 【解説】
エリーゼが真相をルティーナに話すか?黙っているか?」という命題については実は無意味である。
ティーナは≪暴露≫の使い手であり、自分の進退が関わる状況において情報源かつ血の契りの支配下に置かれたエリーゼに対して≪暴露≫を使わない方が不自然であるからだ。
そのため、エリーゼはルティーナに対して真相を語り、ルティーナはフローリンの行動を知ることになった。

[メイン] ストーリーテラー : おつかれさまでした。

[メイン] フローリン : おつかれさまでした

[メイン] ストーリーテラー : 目が覚めて。
気が付いたら自分は放心状態になっていたのか、ステラに抱き起されている。

[メイン] ステラ : 「お嬢様。もう夜ですよ。お目覚めくださいませ」

[メイン] フローリン : 「ステラ……」

[メイン] フローリン : ぎゅっと抱き寄せる

[メイン] ステラ : 主を人肌で温めるためにぎゅっと抱きしめ返す。

[メイン] ステラ : 「お嬢様…。大丈夫ですよ。大丈夫。世界全てが敵になっても、わたくしがお嬢様を愛し、お守り致します」

[メイン] フローリン : 「……」

[メイン] ステラ : 「それにお嬢様、ルティーナ卿からお返事が来ております」

[メイン] フローリン : 「見せてちょうだい」

[メイン] ストーリーテラー : ルティーナ卿からの手紙は高級な便せんに万年筆でやたら丸っこい筆跡で書かれている。この特徴ある筆跡は彼女のもので間違いない。
筆跡ミスがないことから最初から最後までノーミスで書き上げたと思われる。
つまり、一度ミスったら初めから書き直したと考えられる。

[メイン] ルティーナ卿 : 親愛なるフローリン様へ
 お手紙有難うございます。フローリン卿からお手紙をいただいたのは初めてで、ルティーナは驚きました。
 そして同時に、このお手紙がひと月速く受け取れていたら、素直に読むことができたのにと思わざるを得ません。ルティーナが今マスコミに囲まれて、ルティーナが様々なものを失ったことについて、その事情をエリーゼ卿から伺っております。
 フローリン卿がルティーナの立場であったとして、これを許せましょうか。ルティーナは返事など書かず、警吏や公子に告発することで答えを示そうと考えました。
 けれどマーガレット卿に相談し、諭されたことで、考えを改めることに致しました。祖父ベリンガムとマティルダ夫人の確執が、自身たちと私たちの父らを焼いたことは、忘れることができません。フローリン卿が並々ならぬ思いでお手紙を寄こされたことを契機に、私たちは和解するべきだと思いました。
 和解には様々な困難があります。口先だけの和解で終わらせず、互いの心のわだかまりを取り除くには、清算が必要です。ルティーナは和解のために、告発は取りやめました。だからまだ、事情はわたしたちと、マーガレット卿とドロシー卿、エリーゼ卿の五人しか知りません。ルティーナは、貴方の御父上ウィレム様と不倫関係に有ったこと、マックス卿やストレンジラブ卿と結んで貴方を孤立するよう仕向けたこと、その他さまざまな嫌がらせについて謝罪します。申し訳ありませんでした。貴方が望まれば対面あるいは公の場でも謝罪致します。
 フローリン卿におかれましては、因縁の始まりとなりましたルティーナへの水掛け事件の謝罪と、今回被りました損害に対する賠償を求めたく思いますが、如何でしょうか。
 
未来の友人ルティーナより。

[メイン] ストーリーテラー : いじょうで本日のセッションは終了です。

[メイン] ストーリーテラー : おつかれさまでした。

[メイン] フローリン : おつかれさまでした

[メイン] ストーリーテラー : かえるか

[メイン] フローリン : うん

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