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セカンド・ルネッサンス:第一話

はじめに

ヴァンパイア:ザ・レクイエムのキャンペーン第一話のプレイログ。
プレイヤー1名のタイマンセッション。
キャラクターなどはこちら。
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本編

[20-Jan-11 PM 09:48] ストーリーテラー#3651
おちゃいれてこよ
おk

[20-Jan-11 PM 09:58] パトリシア#6215
いつでもどうぞ

[20-Jan-11 PM 09:58] ストーリーテラー#3651
日時:2020年1月11日
場所:合衆国フロリダ州マイアミ市

──目が覚めた。
直近の記憶は曖昧だ。
いつもと様子が異なる。
身体の感覚すらも異なっている。
これはどういう事態か…?
視界に映るのはコンクリートの天井。蛍光灯に照らされた地下室。
自分はなにか、等身大の箱のようなものの中で仰向けに寝ていたらしい。
手足は動く。手に何かが当たる。持ってよく見てみると赤黒い薔薇の花である。
どうやらこの箱には薔薇が沢山敷き詰められていて、自分はその中で寝ていたらしい。
薔薇は造花ではなく、しっとりとかぐわしい香りがする…。
しかも着ている衣服は見たこともないふりふりである。

起きる?

[20-Jan-11 PM 10:00] パトリシア#6215
y

[20-Jan-11 PM 10:00] ストーリーテラー#3651
「おぉ…」
箱を囲むように数人ほどいて、パティが上半身を起こすのを見て声を上げる。
天井も壁も床も灰色のコンクリートでできている。
まず目を引くのは安楽椅子に座った少女である。
殺風景な地下室に似合わない、昔の貴族の子女のような。

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ただものではない。こいつは恐ろしい、叶わない──自分の中の何かが怯えているように感じる。
そして同時に、少女を美しいと、何故か、良く知りたいとも感じる。

「目覚めたか。パトリシア・オリヴィエ」
少女がそういう。

[20-Jan-11 PM 10:02] パトリシア#6215
「誰!?」
警戒をにじませながら言う

[20-Jan-11 PM 10:03] ストーリーテラー#3651
「ソフィーヤ」
「決して忘れることのできぬ名前。妾の名前。お主の親の名前じゃ」
「パトリシアよ。お主は今宵このときから吸血鬼になった」
少女からは絶対の自信というか、言葉のひとつひとつに有無を言わせない圧力を感じる…。

[20-Jan-11 PM 10:06] パトリシア#6215
「……何を言っているのかわからないわ」

[20-Jan-11 PM 10:06] ストーリーテラー#3651
「そうであろうな。頭よりも身体で知るが良い。妾から贈る祝杯よ。味わうが良い」
隣に控えていた制服を着た少女がパティの箱(よく見ると棺桶だ)に近寄ってくる。
彼女は緊張している。
「メルナです」
少女は跪いてそう名乗る。パティを見て恐怖に怯えているようにも、これから起こることを期待しているようにも見える。

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こっちの子
「どうぞ」
そして慣れているかのように首筋を差し出す。
口の中に違和感がある。犬歯が伸び、牙となったことがわかる。人間に噛み付けば容易に血が流れ出るだろう……?

ところで血潮は現在1点である。

[20-Jan-11 PM 10:09] パトリシア#6215
飢餓状態か

[20-Jan-11 PM 10:09] ストーリーテラー#3651
うん

[20-Jan-11 PM 10:11] パトリシア#6215
吸ったら戻れない気がして我慢しようとする

[20-Jan-11 PM 10:11] ストーリーテラー#3651
吸われる様子がないのでメルナと名乗った少女がパティを見て
「気になさらないでください」
と言って、パティの前で、剃刀を取り出して、自分の首筋をうっすらと傷付ける。
ほんのわずかだけ血が見える。

[20-Jan-11 PM 10:14] パトリシア#6215
判定で耐えきるかどうかやってみたい

[20-Jan-11 PM 10:14] ストーリーテラー#3651
はい
『祝宴』飢餓狂乱判定。
血を見たり嗅いだりした(飢餓時)。
堅忍+冷静で判定。=ダイス・プール4
目標成功数:4成功
血潮1点=>飢餓:マイナス2ダイス

[20-Jan-11 PM 10:15] パトリシア#6215
飢えなので-2dで2成功の堅忍+冷静の継続判定か
4か

[20-Jan-11 PM 10:15] ストーリーテラー#3651
うん

[20-Jan-11 PM 10:16] パトリシア#6215
2d10

[20-Jan-11 PM 10:16] アルカBOT#3062
@パトリシア
DiceBot: (2D10) > 13[4,9] > 13

[20-Jan-11 PM 10:16] ストーリーテラー#3651
1ターン耐えた

[20-Jan-11 PM 10:16] パトリシア#6215
2d10

[20-Jan-11 PM 10:16] アルカBOT#3062
@パトリシア
DiceBot: (2D10) > 3[2,1] > 3

[20-Jan-11 PM 10:16] ストーリーテラー#3651
狂乱

[20-Jan-11 PM 10:16] パトリシア#6215
失敗

[20-Jan-11 PM 10:16] ストーリーテラー#3651
少女の柔肌に牙を埋めて血を吸い取る。美味い。美味しい。
どろりとした血が舌に触れるたびに、ごくりと嚥下するたびに身体中に激しい性的快感に襲われる。
まるで麻薬のように、たった一口の血が、今までの人生で味わってきた喜びの記憶を全て塗りつぶして上書きしてしまう。
親に褒められた時、大学に入学した時、職場で仲間に認められた時。
そういった充足感、幸福感、安心感、達成感をすべて過去にして無価値にしてしまう。
舌を転がすだけで絶頂しそうになり、強く吸う度に絶頂する。
思考が血の味と快感と絶頂感で埋まっていく。
人間が麻薬に打ち克てないように、吸血鬼(とかいてパティとルビをふる)はこの快楽に抗えない。
止まらない。止めることなどできない。
永遠に血を吸っていたい。貪り続けたい。犯し続けたい。

「…かはっ!」
気が付くと弱々しい声が聞こえてくる。

[20-Jan-11 PM 10:19] パトリシア#6215
少女を見る

[20-Jan-11 PM 10:20] ストーリーテラー#3651
それが最後の声、最後の快楽だったのか。もはやメルナに意識も息もない…。

ソフィーヤともうひとりの従僕はその光景を無言で見ている。

[20-Jan-11 PM 10:22] パトリシア#6215
パティも呆然と少女を見ている

[20-Jan-11 PM 10:22] ストーリーテラー#3651
「少しは理解できたようじゃの。パトリシアよ」
「お主はもはや人間ではない。人を襲い血を啜る吸血鬼になったのだ。受け入れよ。そしてお前には様々なことを覚えて貰わなければならぬ」

[20-Jan-11 PM 10:26] パトリシア#6215
「どうして……どうして、私を吸血鬼なんかにしたのですか……」

[20-Jan-11 PM 10:27] ストーリーテラー#3651
「お主のことは以前から知っていた。お主の身のこなし。教養。徳。任務への忠実さ。血族に迎え入れるに充分よ」

[20-Jan-11 PM 10:29] パトリシア#6215
「なぜ私を知っていたのですか」

[20-Jan-11 PM 10:31] ストーリーテラー#3651
「妾はなんでも知っていなければならぬ身でのう。我ら血族は警察や公安の目を避けねばならぬ。ならば警察や公安に草を置くのは当然であろう」

[20-Jan-11 PM 10:31] パトリシア#6215
「……」

[20-Jan-11 PM 10:34] ストーリーテラー#3651
「久しぶりに若者と話したわ。やはり子をあやすのは難しいのう。…妾は疲れた」
「ナナリ。いつものとおりじゃ。適切に育てよ」
「かしこまりました」

[20-Jan-11 PM 10:35] パトリシア#6215
「まって」

[20-Jan-11 PM 10:35] ストーリーテラー#3651
「なんじゃ?」

[20-Jan-11 PM 10:35] パトリシア#6215
少女を見て「彼女も……吸血鬼になったのですか?」

[20-Jan-11 PM 10:35] ストーリーテラー#3651
メルナ?ナナリ?

[20-Jan-11 PM 10:35] パトリシア#6215
メルナ

[20-Jan-11 PM 10:36] ストーリーテラー#3651
「そやつは死んだ。吸血鬼はそう簡単には増えぬわ」

[20-Jan-11 PM 10:37] パトリシア#6215
「そんな……噓ですよね?」

[20-Jan-11 PM 10:37] ストーリーテラー#3651
「妾が百万の舌を弄したとしても、お前の腕に真実がある」

[20-Jan-11 PM 10:39] パトリシア#6215
メルナを殺してしまったことを理解してしまって泣き叫ぶ

[20-Jan-11 PM 10:39] ストーリーテラー#3651
はい
・・・
ここで気が付いた
感情は高ぶって絶対泣き叫んでいるはずなのに
涙が出ない・・・
棺桶の中でじたばたかな・・・

[20-Jan-11 PM 10:41] パトリシア#6215
うん

[20-Jan-11 PM 10:41] ストーリーテラー#3651
小一時間ほどふさぎ込んでいると
ドアが開く音、そして施錠される音がする。
ソフィーヤはもういなくて、確かナナリと呼ばれた少女が入ってくる。

{Attachments}
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彼女は棺桶を覗き込んで、
「ご心情、お察し致します」
などと形ばかりの慰めをする。
メルナだったものはふさぎ込んでいる間に連れて行かれたようだ

[20-Jan-11 PM 10:45] パトリシア#6215
「……あなたも吸血鬼なの?」

[20-Jan-11 PM 10:45] ストーリーテラー#3651
「いいえ。私はグール。吸血鬼の血を飲んで奴隷になった人間です」
「そうですね。知りたいことを仰ってください」

[20-Jan-11 PM 10:47] パトリシア#6215
「なぜ彼女から逃げないの?」

[20-Jan-11 PM 10:47] ストーリーテラー#3651
「愛しているからです。グールとはそういうものなのです」

[20-Jan-11 PM 10:48] パトリシア#6215
「私はこれからどうなるの?」

[20-Jan-11 PM 10:50] ストーリーテラー#3651
「立派な吸血鬼になってもらいます。…冷酷な怪物になれという意味ではありません。貴方がそう望むのなら"善い"吸血鬼にもなれるでしょう」
「この狭い部屋と棺桶に閉じ込めたのは心苦しいですが理由があります。血族には『仮面舞踏会の掟』というものがあります。当局に吸血鬼のことを喋られてはこまるのです。だから貴方が人生を捨て、FBIを捨て、私達の側に来て貰わなければ、ここから出ることはできません」

[20-Jan-11 PM 10:54] パトリシア#6215
「喋りません。だから、仕事は続けさせてください」

[20-Jan-11 PM 10:54] ストーリーテラー#3651
「仕事は続けられません。吸血鬼は太陽の光を浴びると灰になります」
「…もう二度と太陽の光を拝めないのです」

[20-Jan-11 PM 10:56] パトリシア#6215
「そう……」

[20-Jan-11 PM 10:57] ストーリーテラー#3651
「はい。いわゆる伝承の吸血鬼とは大きく異なりますが、いくつかについては真実です」
「お探しのリリィベル嬢はここにはいません。別の吸血鬼の身元にいます。今頃どうしているかはわかりませんが、問題が無ければリリィベル嬢は親元に返れるでしょう。秘密裏にそういう交渉もしたそうです」

[20-Jan-11 PM 11:00] パトリシア#6215
「捜査の中止が決まったのも、あなた達が手を回したのですか?」

[20-Jan-11 PM 11:00] ストーリーテラー#3651
「はい。」
「普通はそのようなことはしませんが、貴方達はあまりに私達に近づき過ぎたのです」
「こんなところでしょうか。これからみっちり覚えて貰います。貴方の事。血族の事。ソフィーヤ様のこと…」
といって三つの掟からインヴィクタスやら公子やらについてレクチャーしてくれる。
ということで今日のレッスンが終わると
「また明日来ます。そのうち猛烈に眠くなります。それが朝です。そして目が覚めたら夜になったということです。テストもありますからね」

[20-Jan-11 PM 11:06] パトリシア#6215
「はい」

[20-Jan-11 PM 11:07] ストーリーテラー#3651
「…私はグールとして今年百歳になるんです。それまで、数人の幼い吸血鬼の教育をしました。今生き残っているのは一人もいません。貴方は生きて」

[20-Jan-11 PM 11:09] パトリシア#6215
「生き残っている者がいないって、どういうこと?」

[20-Jan-11 PM 11:10] ストーリーテラー#3651
「世をはかなんで日光を浴びたり、他の吸血鬼に事故に遭わされたり、魔狩人に心臓に杭を打ち込まれたり…です。吸血鬼は不死身ではありません」

[20-Jan-11 PM 11:11] パトリシア#6215
「平均寿命は?」

[20-Jan-11 PM 11:13] ストーリーテラー#3651
「殺されなければ永遠に生きます。1年を生きた幼童は10年生きるという俗説がありますが、統計ができるほど数が居るわけではありません」
「私の教え子は、1年、1年、9年、34年、50年。そして貴方です」

※アドリブとはいえ、このグールとんでもない熟練グールである。

[20-Jan-11 PM 11:16] パトリシア#6215
「聞かなきゃよかった……そんなに短いなんて」
平均19年

[20-Jan-11 PM 11:17] ストーリーテラー#3651
「真実はいつも苦いものです。それが真実にもっとも近いメケトの呪いです」
ということでナナリさんは退場する。

ひとりぽつねんと残されたパティ。
ナナリさんの残したテキストを読んで時間を潰していると
数時間が経過していく
人間で無くなって胃袋も動いていないので腹時計も効かず、この部屋には時計がないので、時間感覚がさっぱりわからないのだが
かなりの時間が経過したところで
静寂につつまれていたここに足音が聞こえてくる
足音は近づいてきて、この部屋の前で止まる
「灯りが点いている・・? 誰か居るのか!?」
どこかで聞き覚えのある、初老の男の声が聞こえる。

[20-Jan-11 PM 11:22] パトリシア#6215
誰かはわかる?

[20-Jan-11 PM 11:22] ストーリーテラー#3651
FBIの同僚ブラックマン氏だ
間違い無い

{Attachments}
https://cdn.discordapp.com/attachments/643030841966198784/665561351833387029/2860_1.jpg

これの一番右

[20-Jan-11 PM 11:24] パトリシア#6215
黙っている

[20-Jan-11 PM 11:24] ストーリーテラー#3651
ドアノブをガチャガチャしたりする
「外から鍵の部屋で、鍵が掛かっていて、灯りが点いている。誰か閉じ込められているのか?」
ガンガン!ドアを叩く

……
黙っていると彼は諦めて去って行った。

足音も遠ざかっていって、聞こえない。

そして時間が過ぎていったが、彼がここに戻ってくることはなかった。

そのうち猛烈に眠くなって眠ってしまう。

起きた。

目が覚めるとそこは真っ暗闇で、棺桶にフタがされていることに気が付く。

起きる?

[20-Jan-11 PM 11:30] パトリシア#6215
うん

[20-Jan-11 PM 11:30] ストーリーテラー#3651
棺桶の蓋を開けるとナナリさんがいる。
「合格です」
クールそうな彼女がちょっと微笑んでいる。

[20-Jan-11 PM 11:31] パトリシア#6215
「合格?」

[20-Jan-11 PM 11:31] ストーリーテラー#3651
「はい。昨夜脱走していたらお二人とも墓の中でした」
「貴方は自身と元同僚を救ったのですよ」

[20-Jan-11 PM 11:33] パトリシア#6215
「あれも仕組まれていた?」

[20-Jan-11 PM 11:33] ストーリーテラー#3651
「貴方を探していたようです。利用させて貰いました」
「質問は以上で? では、今日のレッスンを始めましょうか──」
(もうシナリオがないです)

[20-Jan-11 PM 11:36] パトリシア#6215
おつかれさまでした?

[20-Jan-11 PM 11:36] ストーリーテラー#3651
お疲れ様でした。

リザルト

[20-Jan-11 PM 11:36] ストーリーテラー#3651
学んだことがあれば5点。

[20-Jan-11 PM 11:37] パトリシア#6215
知識的にはいろいろ学んだ気がするけど、そうだなあ
血族になる前の知り合いと接触するのは危険
でどう?

[20-Jan-11 PM 11:38] ストーリーテラー#3651
おk
vtr194に申し開きがあれば堕落判定に+1できるとある。

[20-Jan-11 PM 11:39] パトリシア#6215
殺しちゃったことか

[20-Jan-11 PM 11:39] ストーリーテラー#3651
うん
衝動的な殺人。素の場合3ダイスで判定。

[20-Jan-11 PM 11:43] パトリシア#6215
狂乱しないようにするにはどうしたらいいか、ナナリに教えを請いて、二度と繰り返さないようにする

[20-Jan-11 PM 11:43] ストーリーテラー#3651
おk
4d10でいこう

[20-Jan-11 PM 11:43] パトリシア#6215
4d10

[20-Jan-11 PM 11:43] アルカBOT#3062
@パトリシア
DiceBot: (4D10) > 23[4,7,8,4] > 23

[20-Jan-11 PM 11:43] パトリシア#6215
成功

[20-Jan-11 PM 11:43] ストーリーテラー#3651
おめ

[20-Jan-11 PM 11:43] パトリシア#6215
あり

[20-Jan-11 PM 11:44] ストーリーテラー#3651
ではお疲れ様でした。

[20-Jan-11 PM 11:44] パトリシア#6215
おつかれさまでした

反省会

ストーリーテラー今日 00:12
ブラックマンもうちょっと粘ってもよかった

パトリシア今日 00:13
うん
入ってきて、隠れるとか、でもよかった

ストーリーテラー今日 00:14
そうだね

パトリシア今日 00:14
訓えを使うって宣言したら許可した?

ストーリーテラー今日 00:14
うん

パトリシア今日 00:17
それならとっさに夜の外套を使って、自分の能力に驚いてもよかったね

ストーリーテラー今日 00:17
うん
しゃーない

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