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吸血鬼とグール


ヴァンパイア:ザ・レクイエムを専門用語を使わずに説明するこころみです。それではさっそく見ていきましょう。

グールの創造

気に入った人間に「ぐーるになれー」と念じながら自分の血を飲ませるだけです。
それだけで人間はグールになります。

とはいえ、そのグールをゲーム的に意味のあるものにするには経験点の消費が必要です。グールは吸血鬼にとっては財産なのです。それとゲーム的にグールは2名までとさせていただいております。

血の契りと血潮中毒

グールになってもただちにあなたの下僕になるわけではありません。
別の場所・別の夜に合計3回血を飲ませることで血の契りが完成し、グールはあなたに永続魅了されます。
そして血を繰り返し飲むうちに血潮中毒になります。グールは麻薬中毒者のように、あなたからの血のご褒美を求めます。

ここでキモですが、血潮中毒を充足させるのは主人の血である必要はありません。
他人のグールに「ボクの血は欲しくないかい?」と誘惑するムーブもあります。

調教

めんどくさいんですが、永続魅了されても、そのグールがただちに理想的な奴隷になるわけではありません。
グールはあなたの「恋人」や「友人」だと思っていることがあります。分不相応な勘違いをただし、上下関係を教えなければなりません。鞭で打ったり、殴る蹴るなどの折檻を行ったり、逆らったら殺されることをわからせたりしてください。折檻したあとにやさしくして血を与えるのは効果的です。(殴る蹴るは人間性案件です)

反抗的なグールは一ヵ月ほど放置してください。定期的な血潮を受けられないグールはヘロインの離脱症状に匹敵する地獄を味わいます。これは通常の人間が耐えきれる苦しみではなく、さらに本来の年齢に達するまで1日につき1年老化していきます。反抗的なグールも、血潮が切れる苦しみを一度味わうと、二度と主人に逆らうことはなくなるほどです。その状態で忠誠を誓わせて血を与えるとよいでしょう。

グールは明かさなければ主人が吸血鬼であることもわかりませんし、吸血鬼社会のしきたりなんかもわかりません。教育する必要があります。もちろんグールの不始末はあなたの責任です。

グールは永久的にあなたを愛します。あなたはそうではなく、そのうち飽きるのがミソです。

グールの能力

グールは微弱ながら吸血鬼のパワーを持っています。主人から与えられた血を使って肉体増強したり、傷を治すこともできます。定期的に血を貰える限り不老です。そして吸血鬼と違って直射日光を受けても平気です。

定期的というのは30日に1度です。グールはあと何日で血の効力が切れるかを正確に把握しています。リミットが近づくと焦ったりイライラしたり心配したりします。

グールの仕事

グールに期待されるお仕事は多岐にわたります。
血の契りと血潮中毒に縛られているグールは、ご主人様のためになんでもします。ただし、グールには「道徳」(吸血鬼の「人間性」に相当)というパラメータがあり、道徳に反することはためらうし、強行した場合は道徳が低下し、精神疾患を獲得してしまう可能性があります。

秘書/参謀

昼間の間、人間社会や他のグールとの折衝や情報収集をしたり、主人に専門的な見地から助言したりします。ストーリーテラーとしては判断のための情報提供やシナリオ進行に使えるので助かります。

愛玩用(悪徳の生贄)

不老不死で何でも言うことを聞いてくれる恋人です。ご主人様のストレスを発散し、獣をなだめるために、「色欲」の悪徳の犠牲として野外セックスに付き合わされたり、「憤怒」の犠牲として殴られてしまったります。多くのグールの悲惨な運命の一つです。なおやった後に謝ったり優しくするとグールは大感激して機嫌を治してくれます。DVぽくていい(良くない)。

グールとのネチョは愛情と温かみと献身を感じられる中毒性のある喜びです。吸血鬼には疲労という概念がなく、グールは真人間より頑丈で、かつ何でも言うことを聞いてくれるので、行為の激しさはエスカレートしていく傾向にあります。

非常食

グールから吸血することに問題はありませんし、グールもご主人様から吸血されることを望んでいます。すべてのグールは非常食になり得えます。ただ、グールの他の仕事や健康に悪影響を与える可能性がありますので主食にするのは推奨しません。

狩の補助

主人のために獲物を安全な場所まで誘い込んでくれます。吸血鬼は吸血時は無防備になりますが、グールが見張りとなってくれるので都合が良いでしょう。

生活補助

部屋の掃除とか買い物とかです。吸血鬼は洗濯物を干しにベランダに出たら日光で蒸発してしまいますし、店の多くは夜はしまってしまうので買い物も困難です。役所や銀行も昼間しか営業していません。通販の受け取りにも支障がでます。

護衛

昼間の間寝床を守ってくれます。外出する時にも連れて行くと安心。運転手も兼ねると便利です。とはいえ、グールは吸血鬼に比べて弱いです。敵の吸血鬼に引き裂かれたりしたら死ぬ可能性があります。

スパイ

敵対的な吸血鬼のテリトリーに潜入して情報収集や破壊活動を命じることもできます。無事に帰ってこれるかは別の問題ですが・・・。

プロキシ(代理人

会合に出席できないときや出席したくないときにグールを代理人として派遣します。基本的にグールが決断や約束を行うことはありませんが、政治問題を軽視したり無関心な主人の場合は、より多くの権力を与えられているグールもいます。また、グールの顔を売り人脈を持たせるために寄越すこともあります。この仕事はグールとして最高の栄誉のひとつです。

資産運用

インヴィクタスの吸血鬼は資産家や有能なビジネスマンをグールにすることがあります。単純に金銭を貢がせたり、自分の資産や会社をまかせたりします。

グールと人間関係

ヴァンパイア:ザ・レクイエムは人間関係ゲーです。グールには家族や友人や恋人がいるかもしれません。夫や子供がいるかもしれません。様子が豹変したら怪しむし、突然いなくなれば探します。

一人の主人にグールが複数いる場合、お互いに嫉妬しあいます。競争や蹴落としが発生する可能性もあります。

吸血鬼のロールプレイうんぬん


ヴァンパイア:ザ・レクイエムを専門用語を使わずに説明するこころみです。それではさっそく見ていきましょう。

生理

「獣」

すべての吸血鬼の中には「獣」と呼ばれる存在がひそんでいます。正体は諸説ありますが、それは呪いの源泉であり、力の源泉であり、吸血衝動の源泉です。獣は「狩る・殺す・喰う・眠る」だけを考えます。

あなたの中の獣はあなたと一緒にいて、あなたが見渡すすべての人間を潜在的な食糧源であり、暴力の犠牲者だと考えています。
あなたの獣はあなたとは別の存在ではありませんが、ほとんどの吸血鬼にとってそれは身体の内側に住み、それ自身の欲望を持つ他者のように感じます。
獣が持つ欲望は、あなたの欲望と繋がっています。こうして獣は、吸血鬼が毎晩感じる卑劣で浅ましい衝動の原泉となります。

飲食不要(飲食不能

一応唾液はあるようですが、固形物がのどを通りません。
ワインや水道水も後で吐いてしまいます。
血液点を1点消費することで食べることができますが、やはり後で吐いてしまいます。しかもかなり苦しいようです。
美味しそうな料理を見ても、匂いを嗅いでも、食欲がわきません。
食事をする人間を見て「自分は人外になってしまった」と落ち込む吸血鬼もいます。
 
タバコは吸えます。ただし吸血鬼は火に弱く、火傷は深刻なダメージになります。

パワーと精神

吸血鬼の持つパワーは、プレイヤーとしては明示して使用を宣言するのですが、吸血鬼本人は無意識に使用します。精神とパワーは一体になっています。人間ではありえない力を得ることで、あるいは振るうことで、人間とは別の存在になっていくのです。

夜目が効く

あなたは夜行性なまものに生まれ変わりました。あなたは夜の闇に生きる存在であり、したがって明かり無しでも夜を歩くことができます。呼吸する必要はないですが狩猟のために嗅覚も鋭敏になっています。

心臓が動いていない

脈がありません。新米吸血鬼が驚き困惑するところさんです。
血が通っていないので体温が低いです。
血が通ってないので顔色が悪いと感じさせることもあります。
傷を負っても出血しません。体内に血はありますが血が通ってないのです。
呼吸も不要です。必要が無いので長生きすると呼吸を忘れてしまいます。あんまりやりたくないですが水の中にいつまでも潜っていることができます。

鏡像がぼけてみえる

鏡、カメラや映像、ショーウィンドウの反射に至るまで、鏡像がぼけて見えます。個人の識別ができないレベルです。
そのため、身だしなみの確認に苦労する場合があります。
ちなみにこれは「オンオフ」が可能なようです(公式FAQ)。これにより写真移りで識別しようとする吸血鬼ハンターを回避できます。ただし、オフにしても自分の姿を確認することはできません(ハウスルール)。同じ鏡をみても、他人にははっきり映っていても、自分には自分の顔がぼけて見えるのです。

昼間は眠っていなければならない

日の出になると猛烈に眠くなります。無理して起きていることもできますが眠くて不利です。
ダメージを受けるなどしても起きることができますが、やはり眠くて不利です。
日光に当たると深刻なダメージを受け、さらにバーサークする可能性もあります。

寝ている間は死体に見えます。なにしろ死んでいるので寝息もしません。夢は見ます。

日没になると眠気が一瞬で無くなって即座に起きることができます。
起きるときに体内の血が1点消費されます。血が無かったら起きれません。半永久的に死体のままです。

不老不死

吸血鬼化した時点で外見が固定されます。成長も老化もしません。爪も髪も伸びません。
吸血鬼は血を使用することで再生能力を使えますが、吸血鬼化前の傷は治せません。
そのため、吸血鬼化まえに外傷などがないかチェックされることがあります。
髪を切っても爪を切っても処女喪失しても、寝て起きると元に戻ります(戻さないようにすることもできます)。

泣けない

どんなに悲しくても涙が出ません。血の涙なら出せる人もいます。

仮面舞踏会の掟(マスカレード)

自分が吸血鬼であることを人間に知られてはなりません。どのくらい厳密であるのかは都市によります。たいていは「下僕であるグールならOK」です。「呪いで縛った奴隷ならOK」という場合もあります。「生前の家族と会うことはNG」という場合もあります。

そしてこれがキモですが、「吸血鬼であることを人間に知られたこと」と、「それを他の吸血鬼に知られたこと」は別の問題です。ばれなければ何も問題ないのです。

継嗣の掟(プラジェニー)

勝手に人様を吸血鬼化してはいけません。都市によりますが、だいたいは有力者の許可が必要です。
親は子を教育する義務があります。子が何か問題を起こしたら、親も連帯責任です。

そしてこれがキモですが、ばれなければ何も問題ありません。

アマランスの掟

他の吸血鬼の血を吸いつくして滅ぼすと、その吸血鬼のパワーを奪うことができます。そんなことしちゃダメだよという掟です。有力な吸血鬼たちは新米吸血鬼を恐れています。自分を吸いつくすと奴らはパワーアップできるのです。そして自分も若い時は・・・。

そしてこれがキモですが、ばれなければ何も問題ありません。

エリュシオンの神聖の掟

吸血鬼たちが集まって行事をする場所をエリュシオンといいます。ここは中立地帯ということになっています。ここで暴れたり、近くに潜んで闇討ちしたり、火をつけて一網打尽にしたらダメだよという掟です。

不自由なゲーム

ヴァンパイア:ザ・レクイエムは不自由なゲームです。吸血鬼の弱点や獣や掟や人間関係にがんじがらめにされるゲームです。バーサークして重要人物を吸い殺したらシナリオは崩壊するかもしれません。自分のしでかしたことに動揺したり後悔したり悩んだり、それをフォローしたりごまかしたりするゲームなのです。

吸血鬼のパワー解説


ヴァンパイア:ザ・レクイエムを専門用語を使わずに説明するこころみです。それではさっそく見ていきましょう。

訓え

吸血鬼のパワーは10種類あり、最大5レベル。初期は3レベル分取得しています。氏族ごとに取得制限があり、すくなくとも2レベル分は自分の氏族の範囲内から取得しなければなりません。

獣心/Animalism

動物と意思疎通したり支配したりします。使い魔と呼ばれる特別なペットを作ることもできます。特に有用な動物は犬ですが、猫も人気です。ネズミやコウモリといった害獣も使い道があります。ギャンレルやヴェントルーが得意とします。

先覚/Auspex

第六感じみた超感覚を身に着けることができます。プレイヤーはGMに質問することができ、GMは予知幻覚イメージで返します。メケトの技。

瞬速/Celerity

身体強化シリーズのひとつで、防御能力やイニシアティブや移動距離を高めます。コストはかかりますが、敵の行動を自動失敗させることもできます。ディーヴァ、メケトの技。

支配/Dominate

犠牲者に暗示をかけて従わせたり、記憶を操作したりできます。たとえば「銃を捨てろ(命令)」や「君がこいつを撃った(記憶操作)」などです。ヴェントルーの技。

尊厳/Majesty

その場にいる人々を魅了したり、その中の一人を虜にします。どこにいってもモテモテになり、情報収集でも狩りでも交渉でも有効です。戦闘で有用になるかは状況次第です。ディーヴァの技。

悪夢/Nightmare

犠牲者に恐怖を与える精神攻撃の技です。周囲に不穏な雰囲気を出して恐ろしい幻覚を見せたり、恐怖を喚起してバーサークさせたり追い払ったりします。ノスフェラトゥの技。

隠惑/Obfuscate

自分の存在を隠すパワーで、極めると透明になります。潜入や尾行に有利となるでしょう。吸血鬼であることを隠したりもできます。ノスフェラトゥ、メケトの技。

変身/Protean

動物変身の技・・・なのですが、はじめは地面に溶け込む技(避難用)で、次が腕だけなどの部分的な変身。全身の変身は3レベルが必要です。ギャンレルの技。

不屈/Resilience

身体強化シリーズのひとつで、ヒットポイントが増えます。コストがかかりますがアーマー値を一時的に増やすこともできます。ギャンレル、ヴェントルーの技。

怪力/Vigor

身体強化シリーズのひとつで、筋力が増強されます。筋力は戦闘で重要となります。コストをかけると攻撃判定のダイスがさらに増えます。ディーヴァ、ノスフェラトゥの技。

捕食者のオーラ/Predatory Aura

吸血鬼は捕食者のオーラと呼ばれる不可視のオーラをまとっています。これは内なる「獣」由来のオーラで、吸血鬼同士はお互いを認識することができます。このオーラは吸血鬼の活動する場所や関わる人間を少しづつ汚染して堕落させてゆきます。ノスフェラトゥのテリトリーは不吉な雰囲気が漂ったり、ギャンレルのテリトリーでは喧嘩が多発したりします。
すべての吸血鬼はこのオーラを犠牲者にたたきつけ、以下3つの効果を得ることができます。

怪物的な獣/The Monstrous Beast

これを浴びせられた犠牲者は余りに恐ろしさによって生存本能を呼び起こされ、戦うか逃げるかを促されるます。うるさい人間を追っ払うのに使えます。

魅惑的な獣/The Seductive Beast

これを浴びせられた犠牲者は現実逃避と刹那的で即物的な性欲を呼び起こされます。性欲を喚起するだけであって魅了するわけではないことに注意です。

競争する獣/The Competitive Beast

これを浴びせられた犠牲者は競争心を刺激され、優位に立つこと、命令すること、支配することが必要と考え行動します。人間を焚きつけることに使えるかもしれません。

呪われた血

身体増強

体内の血を消費することで一時的に身体能力値を増強できます。

バラ色の肌

吸血鬼は血が通っていないので青白い肌をしていたり、体温が冷たかったりします。体内の血を消費することで、一時的に人間のフリをすることができます。

肉体再生

吸血鬼は新陳代謝がないので、人間と違ってダメージは自然回復しません。体内の血を消費することでダメージを回復できます。

血の契り/Vinculum

吸血鬼の血を別の夜、別の場所で合計3回飲むと、その吸血鬼に永続的に魅了されます。犠牲者は主人への愛情が溢れてきて制御できない状態となります。人間を支配するための強力な手段ですが、吸血鬼にも通用します。ほとんどすべての吸血鬼は、他の吸血鬼にこれを食わらないかと恐れています。

血潮中毒/Blood Addiction

吸血鬼の血は強力な麻薬でもあります。吸血鬼の血を飲むと血の契りとは別に、吸血鬼の血への依存が形成されます。

グール/Ghoul

人間に、グールになれと念じつつ血を飲ませると、その人間はグールになります。グールは主人から定期的に血を貰う限り不老で、訓えも取得できます。

吸血のルール取り扱い


ヴァンパイア:ザ・レクイエムを専門用語を使わずに説明するこころみです。それではさっそく見ていきましょう。

吸血鬼の中の血液点

吸血鬼は最大10点の血を体の中に貯めておくことができます。
日没時に目を覚ますのに1点使います。身体ブーストしたり、ダメージを回復したり、能力のコストとしても消費します。血が無くなったら目を覚ますことができなくなり、ずっと眠ったままになります。
4点以下になると空腹状態になり、2点以下になると飢餓状態になります。犠牲者を吸い殺す可能性がでてきます。
吸血鬼の体内の血は呪いで汚染されており、飲んだら永続魅了されたり中毒になったりします。
ダメージを受けても出血しません。体の中に血はありますが、心臓は動いていないのです。

人間の中の血液

普通の人間は7点のヒットポイントを持っており、残り3点になると負傷ペナルティが発生しはじめ、0点になると死にます。ヒットポイントは2日に1点回復します。
吸血シーンの状況によって、犠牲者は「貧血」「恍惚」「傷跡」などのバステを得ます。

その実践

吸血に持ち込むには様々な方法があります。
・犠牲者が吸血鬼にまったく無警戒の場合。
・犠牲者と吸血鬼がそこまで親密ではなく、最低限の警戒を有している場合。
・犠牲者と吸血鬼が敵対的で、なんなら戦闘状態である場合。
などです。
無警戒の場合は宣言だけでちゅーちゅー可能です。
警戒している場合は何らかの技能判定が必要だったりします。隠密で忍び寄ってみたり、暗示で動きを止めたりです。
戦闘中は格闘攻撃のオプションである「噛みつき」で吸えます。戦闘でなくても、危険を感じて逃げようとする犠牲者を取り押さえてちゅーちゅーするには格闘技能が必要です。
 
いずれの場合でも犠牲者は圧倒的な快感に襲われて無力化します。敵対的状況の場合、犠牲者は快感に抗う判定ができますが、抗っても吸血鬼を引きはがすことは難しく、いずれは快感に屈してしまいます。
(つまり、人間が吸血鬼と1対1で戦うことはとても危険です)
吸血鬼は1戦闘ターンに1点吸えます。
 
犠牲者は前後の意識が混濁し、吸血されたことを覚えていません。噛みつく前に牙を見たとしても覚えていません。吸血鬼に会ったことと、何か気持ちのいい体験をして、身体がだるくなったことは覚えています。噛み跡は舐めるだけで塞がります。繰り返し吸血を受けている人間は、吸血の快楽の中毒になることがあります。中毒になった犠牲者は自分から吸血鬼を探すようになります。つきまといが発生するかもしれません。さらに、中毒者を心配する家族や友人がいるかもしれません。
 
ちゅーちゅー行為は吸血鬼側にとっても闇の人生最高の快楽で、その間は無防備になります。うじうじ悩んでいる吸血鬼も、吸血している間は吸血鬼になれて良かったと思ってしまうほどです。吸血中は周囲の状況がわからなくなり、防御行動もできません。
 
空腹状態や飢餓状態でちゅーちゅーするとバーサークの可能性があります。バーサークすると突然頭の中が真っ白になって、気が付いたら血まみれ失血死体が目の前にあって、自分の衣服も血まみれになっています。でも口に残る血が美味しいです。どうしようこの死体放置しておくか・・・それとも処分するか・・・! そこにいるのはだれだ!

縄張り

有力な吸血鬼はそれぞれテリトリーを主張しており、自分のテリトリー内で他吸血鬼が狩りをすることを望んでいません。まかりまちがって自分のテリトリー内で不審な失血死事件なんかが起こったら激怒します。新人吸血鬼は狩りを認めてもらうために有力者のおつかいをしたりします。

ヴァンパイア:ザ・レクイエムの説明

説明

ヴァンパイア:ザ・レクイエムアメリカのホワイトウルフ社から発売され、オニキス・パス・パブリッシング社が引き継いだTRPGです。プレイヤーは全員吸血鬼キャラクターで、吸血鬼ならではの恐怖や苦悩、活劇や陰謀を取り扱います。

その知名度

日本では超絶マイナーなTRPGです。ググってもこのブログしかヒットしないくらいです。
類似品(ヴァンパイア:ザ・マスカレード)にはご注意ください。別のゲームです。

世界・舞台は?

基本セットでは現代(2004年に発売。第二版は2013年発売)が舞台です。サンプル舞台としてはアメリカ南部の観光都ニューオリンズがフューチャーされています。べいろすさんはニュークロン市という五大湖周辺の都市を設定しています。

どんな吸血鬼をやるの?

レクイエムでは5つの氏族と5つの盟約を組み合わせてキャラクターを作ります。
■氏族
ギャンレル:吸血鬼の獣性・野性をフィーチャーした蛮族の氏族。固有技は動物変身。
ディーヴァ:誘惑者としての吸血鬼をフィーチャーした淫魔の氏族。固有技は広域魅了。
メケト:吸血鬼の神秘性をフィーチャーした影の氏族。固有技は超感覚。
ノスフェラトゥ恐怖の対象としての吸血鬼をフィーチャーした幽鬼の氏族。固有技は恐怖喚起。
ヴェントルー:吸血鬼のカリスマをフィーチャーした君主の氏族。固有技は精神暗示。
■盟約
インヴィクタス:人間社会・吸血鬼社会双方の秩序維持を自任する闇の貴族階級。
カルシアン運動:若い吸血鬼の権利獲得や民主主義などの現代的価値観を主張する集団。
ランケア・サンクタム吸血鬼によるカトリック集団。聖なる吸血鬼を自称する。
老魔女の輪:吸血鬼による魔術カルト集団。さまざまな異教の神を崇拝。
オルド・ドラクル:修行や実践、学問によって超・吸血鬼を目指す超越派閥。

どんなシナリオをやるの?

吸血鬼であることは人間には秘密にしなければなりません。
日光を浴びると即死はしませんが死にます。火も弱点です。安全な寝床の確保は急務です。ライバルや吸血鬼ハンターはあなたの寝床を探してダイレクトアタックを敢行する可能性があります。
吸血鬼は人間から血を吸わないといけません。その人間とねんごろな関係になったりもします。かわいい人間をめぐってライバルとかち合ったりします。
あなたは新米吸血鬼で社会的地位としては低いです。他の吸血鬼たちはあなたの弱みを握ろうとしたり、だまくらかして借金漬けにしようとします。ナワバリ争いも深刻です。
全ての吸血鬼には「獣」という暴走スイッチが存在し、激しい怒りや恐怖、空腹にさらされるとバーサークします。状況によっては人死が出ます。
あなたはなりたて吸血鬼なので高い人間性を保持していますが、吸血鬼生活を生き抜くために窃盗したり強盗したり詐欺したり殺人したりしないといけなかったりします。そうすると人間性というパラメータが危機にさらされます。人間性が下がると「獣」のパワーが増したり、対人判定でペナルティを負ったりします。ちなみに先輩吸血鬼たちの人間性は軒並み低く、外面は取り繕っていても内面はマフィアのように残忍外道だったりします。あと昔の人たちなので人権とか命の大切さとかわかりません。
氏族同士のいさかいや盟約同士のいさかいは日常茶飯事です。
吸血鬼に吸い殺されるとそこそこの確率でレブナントという下級吸血鬼になります。レブナントは常に空腹でバーサークしまくりです。はやく処分しないと危険がマッハです。
都市には警察機構があり、人間が突然いなくなることを許容しません。また、犠牲者にも仕事や家族が存在することも忘れないでください。人間関係が皆無な人間などほとんど存在しません。
 
「激しい「喜び」はいらない… そのかわり深い「絶望」もない… 「植物の心」のような人生を… そんな「平穏な生活」こそ わたしの目標だったのに…」という心境になりますが、遅かれ速かれ、あなたはやらかしてしまいます。

えろいの?

えろいです(断言)。ディーヴァという直球ストレートな氏族もあるし、吸血行為はほにゃららのメタファーで吸われた側は前後不覚になるほどの快感を感じます。吸血鬼の血を3度飲むと永続的に魅了されるので、きゃわいい子になんとかして血を飲ませるセッションとかもありです。ちなみに吸血鬼の血にはハードドラッグに匹敵する快楽と依存性もあるので、永続魅了と合わせてきゃわいい子を支配できます。かつ、あなたが望むなら血を飲ませた子を「グール」という眷属存在にできます。グールはあなたから定期的に血を提供される限り不老になり、吸血鬼のパワーの一部を使えるようになったりする。血による永続魅了と血中毒と合わせて忠実な下僕にできます(ただし病んでます)。
ですが、先述した人間性の罠があります。人間を永続魅了して麻薬漬けにして人間ですらなくすようなことをしてあなたの人間性は平気でいられるでしょうか? 例えば、カルシアン運動はグール創造禁止・グール虐待禁止を謳っていたりします。

吸血鬼のパワー

10種類+3種類(盟約専用)が存在し、それぞれ最大5レベルです。初期は3レベル分を持っています。
変身:動物変身
尊厳:広域魅了
支配:精神暗示
先覚:超感覚
悪夢:恐怖喚起
獣心:動物支配
隠惑:透明化
怪力:筋力増強
瞬速:スピードアップ
不屈:タフネスアップ
テーベ魔術:天使から伝授されたらしいランケア・サンクタムの魔術。
クルアック:老魔女の輪が使う血の魔術。
竜の螺旋:オルド・ドラクルの修行の成果(パッシブ)。

吸血鬼社会の役職

都市にもよりますが、多くの都市では盟約が集まって「宮廷」という集団が形成されています。
PC自体が役職につくというより、役職者の手伝いをするパターンが多いでしょう。
公子:プリンス。都市の支配者。
家令:セネシャル。公子の秘書and代理。
参議:プリモジェン。公子の政治顧問。つまり有力者。
古老:プリスカス。都市の氏族代表。氏族員の不始末を裁く。
宮廷雀:ハーピー。非公式役職。吸血鬼社会の噂を取りまとめる。
警吏:シェリフ。掟や法令の違反者を探し出して裁判にかける。
猟犬:ハウンド。レブナントなど、存在自体が違法な奴を処分する。
エリュシオン管理人:吸血鬼が集まる中立地帯を維持管理する。

判定方法は?

Xd10を振って「8、9、10」の出目が出ると成功とみなします。
Xには能力値や技能のレベルが入ります。知性3+調査2なら5d10を振る感じになります。
セッション中に何回か、意志力というリソースを使用することで+3d10できます。

戦闘は?

メチャクチャ地味です。攻撃魔法とかはありません。武器で殴るか銃で撃つかとなります。
体内の血を消費することでブーストしたり傷を治したりが可能です。

ヴァンパイア:ザ・マスカレードとはどう違うの?

レクイエムはマスカレードの次世代を担うべく発売され、差別化がされていましたが、20年近く経過した現在、明確な差異はなくなってきています。細かい差異はいくらでもありますが、共通点も非常に多いです。どちらも同じような吸血鬼物語をプレイできると思います。

入手できるの?

レクイエムには1版と2版があり、1版しか日本語訳がされていません。プレミアがついていて入手は困難です。
2版は日本語訳されていませんが、アメリカのサイトでpdfファイルで購入できます。(多分書籍でも購入できます)
べいろすさんがプレイしているのは2版です。買う必要はありません。

緑黒ミッドレンジ


mtgは難しい。
どうやったら勝てるのか見当もつかない。
ライバルはどいつもこいつもメチャクチャなエンジンで爆アドしてきたり、ハメ殺して来たり、4ターンキルしてきたりするのだ。
多少の妨害や除去では足りない。潜り抜けられてしまう。
こちらもメチャクチャなエンジンで爆アドしたり、ハメ殺したり、4ターンキルしないといけないのだ。
それと勝ち筋は複数必要だ。ひとつの勝ち筋では封殺されてしまう場合がある。
パウパーではえんえんと攻撃フェイズをスキップしまくるコンボがあったりするのだ。
このデッキはアド生物を出して殴って勝つルートと、墓所のネズミのタフネスを強化して制圧して勝つルートがある。
そしてそれをサポートするカードと除去でまとめた。

仮面の蛮人/Masked Vandal

cipでエンチャント・アーティファクトを追放するという有能。回収再利用のはびこるパウパーでは追放は有難いし、アーティファクト土地や親和生物など、刺さる敵は多い。最近のトロンは無色のアーティファクト生物を使うのでこれにも有効だ。大始祖の遺産も破壊しなければならないので、メイン2枚サイド2枚の体制である。

サルーフの群友/Sarulf's Packmate、ラノワールの幻想家/Llanowar Visionary

cipでドローワンの生物。これらを並べて殴る。相打ちになったら墓地回収してまたアドを取っていく。サルーフの群友は手持ちぶたさな2ターン目の行動としても優秀。

戦旗皮のクルショク/Bannerhide Krushok

墓所のネズミを育てるカードだが、もちろん他の生物に使っても良い。パウパーではサイズアップは正義。墓地から+4/+4とか酷い。手札にない時も墓地にこれがあると、インスタント墓地回収して+2/+2できたりするのだ。

墓所のネズミ/Crypt Rats

パウパー最強クラスの全体除去生物である。基本は使い切りだが、タフネスを増やすことで盤面制圧兵器と化す。3枚も入れているし、墓地回収もあるので、とりあえず素出ししておくこともある。こいつは「プレイヤーへの直接火力」という性質を持ち、クリーチャーアタックを完全に封じられた場合でもとどめを刺すことが可能だ。

臭い草のインプ/Stinkweed Imp

もともとこの枠には黒統治者がいたのだが、このデッキは統治者を維持することが得意ではないので差し替え。多数のカードと相互効果を持っており、飛行生物としても優秀である。ただし手札から捨てる手段はないので1枚となった。

過去との取り組み/Grapple with the Past

このデッキの特徴的なカード。序盤・中盤・終盤いつ引いても無駄にはならないし、仮面の蛮人を使うためにとりあえず使っておかなければならない。

ムラーサの胎動/Pulse of Murasa

長期戦を覚悟するデッキなので6点の回復は相手の心を折る。過去との取り組みと合わせて7枚も墓地回収を取っている。

強迫/Duress

今日も感謝の強迫。生物を育てる要素があるので、相手が除去やカウンターを持っているかどうかを確認できるのは重要だ。

タミヨウの保管/Tamiyo's Safekeeping

死せざる邪悪でないのは、+1カウンターを置くので死せざる邪悪と相性が悪いことと、墓所のネズミを扱うときは黒マナをできるかぎり自由にしたいから。

モーギスの好意/Mogis's Favor

フェアリー絶対殺すエンチャント。臭い草のインプの発掘や過去との取り組みからタフネス1を殺しまくってくれる。

予想外の牙/Unexpected Fangs

墓所のネズミ用だが、速攻デッキに追い詰められた時に首をつないでくれる場合がある。その後戦旗皮のクルショクでさらにサイズアップすることで心を折れる。

定番黒除去

7枚。ブリンクの隆盛を考えるとやはりインスタント除去が必須だと感じる。エフェメラ・ブリンク永久機関を許してしまったら、それはもうmtgではない。

サイドボード

自然のままに/Natural State

まともなデッキであれば間違いなく大始祖の遺産をサイドインしてくる。仮面の蛮人では大始祖の遺産相手には能力起動がしにくいため、無条件・インスタントで対処できるこれをサイドに入れておく。こいつで破壊できない4マナ以上のアーティファクトやエンチャントはたいてい生物だったりするので、緑黒ならこれで十分だ。

侵入者への呪い/Trespasser's Curse

ブリンクしたり出したり入れたりの無限デッキから無限を剥ぎ取り、カウントダウンを突きつける。速攻系デッキには焼け石に水なので素直に除去を入れろ。

フェアリーの忌み者/Faerie Macabre

大始祖の遺産でないのは自分が墓地を使うからだ。虚無の呪文爆弾でないのはボジューカの沼がすでにあることと、墓地回収との兼ね合いのため。

汚染された地/Contaminated Ground

トロン対策。トロンは墓地回収は行うが、バウンスランドもエンチャント破壊も使わないので虚を突ける。トロン以外で多色デッキに使えるかどうかは疑問。邪悪の気配/Evil Presenceも考えたが、2ダメージはそこそこ大きいのでこちら。

ポケットランド・おしごとメモ

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ポケットランドの「おしごと」はメインコンテンツでありエンドコンテンツである。
はっきり言って作業であり面白いものではない。
しかし効率化を図ることはできそうだ。

おしごとの目的

1:ゲーム内通貨(ポケットポイント)の獲得。週に一度だけ13000ポイントを費やすことで1回だけ350円ガチャできる。350円のためにこんな労力を背負いこむのはどうかと思うのだが・・・。
2:商人との友好度上昇によるアイテム獲得。

品目の種別

交易品

商人から買ったり売ったりする。

素材

商人に売れるが、商人からは買えない。水やりによって入手する。倉庫のカウント外となっており、圧迫しない。

宝物

商人から買う。売れない。商人の特別依頼で使用する。売れない上に高価なものが多く、不要なものを買っていくと赤字は確定である。また倉庫を圧迫するため、必要な宝物のみ購入するようにするべき。「おしごと」でもっとも重要なファクターは「不要な宝物を買わないこと」である。

商人

曜日によって市場に現れる商人が異なり、取り扱われる交易品・宝物も異なる。交易は一週間周期の視線で把握することが必要である。

ここで重要なのは曜日商人のみから購入できる交易品・宝物である。例えば「薬草」「ハチミツ」はアリア(月・木)しか買えないので、買いだめしておかないと商機を逃してしまう。

http://gamelove.atgj.net/%E3%83%9D%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%8A%E3%81%97%E3%81%94%E3%81%A8/%E3%83%9D%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%EF%BC%9E%E3%81%8A%E3%81%97%E3%81%94%E3%81%A8%EF%BC%9E%E5%80%89%E5%BA%AB%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%86%E3%83%A0

曜日と交易品

ノエル   (月・火):トウガラシ、ターメリック
フェルナンド(月・水):ラベンダーの花束、ラベンダーの香水
アリア   (月・木):薬草、ハチミツ
オットー  (月・金):ツボ、陶器のお皿
ミッコ   (土・日):貝がら、絵本

曜日・宝物

アルフォンス(チュートリアル):琥珀琥珀の欠片
リンリン(デパートLv3)   :龍玉、龍玉の欠片
ジャザード(デパートLv5)  :砂漠のバラ、砂漠のバラの欠片
ステラ(デパートLv8)    :ハートの宝石、ピンクの欠片
ノエル(月・火)   :紅い羽・葉(上質含む)、聖火玉、聖火石の欠片
フェルナンド(月・水):青い羽・葉(上質含む)、水精玉、水精石の欠片
アリア(月・木)   :緑の羽・葉(上質含む)、新緑玉、新緑石の欠片
オットー(月・金)  :金の羽・葉(上質含む)、黄金玉、黄金石の欠片
ミッコ(土・日)   :各種角、太陽玉、太陽石の欠片

https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6300173&id=82203818

破棄

このゲームは不要な依頼はガンガン破棄していくゲームなのである。
・曜日交易品の納品は絶対応じられないので即破棄しかない。
・不要な宝物の買取も即破棄。
・緊急依頼は宝物しか売ってこないので即破棄である。
・曜日交易品は買いだめしておきたい。