絶対的コンセプト
テーマ：科学と魔法が居住する世界
異なる力が支配する世界観の出遭いが織り成す物語。
本音はスチームパンクによる工場＆機械萌え、ゴシックロマンスによる西洋建築＆ゴスロリ萌え、帝国が刻む歴史スペクタクルを下地にに種族同士のしたたかな戦いを交ぜて燃え要素とした萌え＆燃え属性折衷型TRPG
猫耳とかの人外萌えもあるけど。
したがって基本は
種族同士タイマン戦争は描かず、帝国の支配する超大陸の中で渦巻く野望と陰謀による水面下の戦争を描いているのである。したがって、種族の勢力的にどちらが勝つか負けるかは本編にはあまり関係ない。
ようするに単なる戦争だとつまらんと言う訳です。
Crisis×Crisis
轟音をたてながら疾走する列車
巨大な大砲を備えた戦車
空を進軍していく飛空艇
様々な乗り物は蒸気機関によって動かされている。
そう、確かに蒸気の力が世界を突き動かしている世界。
人々は一時の安寧を求め、各国の思惑は錯綜する。
海賊にお気を付けて！
判定/coin flip
コインフリップをする。通常は１個ふる。助けとなるルートスキルを持っていれば１個追加する。適合するブランチスキルがあればもう１個追加する。最後に、運命点を消費して好きな数のコインを追加する（運命点の初期値は５）。
集めた数のコインをフリップする。表が出たコイン１個につき１成功。障害を切り抜けるには難易度レベル以上の成功が必要となる。【簡単：１、普通：２、手強い：３、困難：４、窮地：５】
成功数が足りない場合、目下のところ目的を達成できない。マスターは状況を悪化させるだろうが、再挑戦は可能かもしれない。再挑戦する場合、以前の成功度は保持される。
対決/showdown
お互いにコインフリップして成功度の高いほうを勝利とする。
運命点/Fortuna
毎シナリオ開始時に５点にセットされる。「道に沿う」ことで１点上昇する。５点以上になることも有り得る。
１シナリオに１度、他のＰＣとのＲＰシーンを設けることで、運命点を５点に回復することができる。回復したいＰＣは他ＰＣに質問を行い、他ＰＣから回答があれば回復できる。
ＰＣは他ＰＣが判定するとき、手助けできる状況にあるのなら、ＲＰを行うことで運命点を１点渡すことができる。その判定が失敗した場合、運命点は返還される。
経験点/Experience
「道に沿う」ことで１経験点を得られる。３経験点を消費することでルートorブランチスキルを一つ取得できる。
セッション開始時にマスターから提示される目標をクリアすると１経験点を得られる。
イリス神/Iris, God of the Crisis×Crisis
cxc世界の神。数千年前に滅亡寸前のウォーターレイアー世界に現れその守護神となる。一千年前にシルフィエンド世界を迎え入れ衝合させる。数十年前にラーヴァクロムレク世界を衝合させる。太陽として光と熱をもたらす以外に公に住民の前に現すことはない。戒律を定めた逸話は無く、預言や啓示を行うこともない。
シルフィエンド/Sylphyend
人類が主流。世界最大の国家「帝国」が存在する。帝国では多数の貴族が豊かで退廃した社会を形成している。高貴な生まれの貴族たちは版図、召使、奴隷を持ち、軍隊と護衛により護られている。貴族同士の陰謀や権力争いは常時繰り広げられており、帝権もまた確固たるものではない。蒸気機関による文明が発達しており、霧と排煙の満ちる「機関都市」が各所に点在する。
蒸気機関はあらゆる機械の動力であり、高度な演算を果たす計算機である。外燃機関であり、大型であればあるほど出力を増す。主たる燃料は石炭である。この世界に石油は一滴も存在しない。
ラーヴァクロムレク/lava cromlech
魔族（黒い羽と尖った尻尾を持つ人間型種族）が主流。領域の多くは巨大な火山活動地帯で、いたるところに溶岩や硫黄が噴出し、凶暴な魔物が跋扈する弱肉強食の過酷な世界である。魔王ドロレスが統治する「魔王国」が存在し、帝国としばしば版図を争う。魔王国は疲れを知らないアンデッドによる豊富な労働力により繁栄している。生きている奴隷と死んでいる奴隷は鉱山や農場で働き、また兵士として新たな奴隷を調達する。
羽を持つ魔族だが、飛空石の力なしでは飛べない。新参の種族だが、既に蒸気文明に馴染み領域魔術も普及している。魔王ドロレスの息子や娘、子孫達であり、魔王と同様にインキュバスやサキュバス的性質を備えてもいる。
ウォーターレイアー/Waterlayer
天使（光る輪と白い羽を持つ人間型種族）が主流。海が領域の広くを覆い、空は灰色の雲が立ちこめしばしば嵐が吹き荒れる。海の底には古い遺跡と貴重な金属が数多く沈んでいる。三世界では最も歴史が古く、世界最大の宗教組織として「教団」が存在する。教団は自らをイリス神の使徒であると自称しており、表だっては帝国や魔王国と敵対関係はないものの、両者の対立を上手く利用し影響力の拡大を目論んでいるようである。
天使は誕生時から体内に飛行石を持って生まれてくる。浮遊能力を持ち、床上３０センチの高さまで浮いて移動することができる。
飛行石/Volucite
世界各所で産出される魔法鉱石であり、所持者や組み込んだ物品にかかる重力を制御し浮力を持たせることができる。
個人向けの飛行石はアクセサリにできるほど小さなもので、念じることで効果を発する。天使が利用技術を発展させたが、人類種でも使用可能である。一度の使用は十数分程度で、再使用には十時間以上のチャージ期間を要する。人類種は転落からの軟着陸や垂直の移動のために使用することが多い。天使及び魔族は羽により水平移動も可能である。飛空艇や産業向けのものは大型で使用時間も長い。ＰＣはそれぞれ個人用飛行石を一つ所持している。
飛空艇/airship
ＰＣたちはチームを組んでおり、飛空艇を持つ。これは共同財産である。
飛行石による浮力と、蒸気機関によるプロペラ推進で進む飛空艇は輸送の要として普及しており、空賊という存在が成り立つほどである。飛空艇以外にも蒸気機関を利用した様々な乗り物や機械が開発され製造され稼働している。
ＰＣの持つ飛空艇は全長５０メートル、貨物容量１４トン、寝台６、三弁相互式蒸気機関、巡航速度１６０ノット（時速２９６ｋｍ）、最高速度３１０ノット（時速５７４ｋｍ）、旧式無線装置、旧式短距離ソナーのスペックを持ち、外見は誰か適当に画像拾ってきてそれをイメージとする。
状況により「石炭が必要」「飛空石チャージが必要」「破損とパイプ漏れ」「減速」「航行不能」になり得る。
メカ/Steam Machine
蒸気機関で黒煙を吹きながら動作するなんだかよくわからないマシーンである。メカスキルを所持するＰＣはスキル名称の部品を搭載したメカを所有しており、飛空艇に搭載している。部品によっては解体して飛空艇に取り付けたことにしても良い。
魔法/Sphere Magic
術者の精神力を媒介に現世に影響を与える技術。才能や素質の問題はあるにしろ、修行や学習によって取得が可能である。しかし、修行時間を取る、あるいは学習環境を獲得することができるのは誰でもできるわけではなく、仕事のために必要である人間か、貴族など富裕層が大半となる。実際の行使には触媒や発動体が必要となる。
力の性質によって道理/Reason、真理/Truth、優雅/Grace、法/Law、義務/Dutyに分かれている。
スキル/Skill
初期スキルはルート・ブランチ合計して１２個、ただちブランチは前提となるルートを先に取得する必要がある。人類は羽がない分僅かに不利なので１３個。ルートスキルは最大４個まで。
ルートスキルとは「探検家、貴族、商人、芸人、戦士、機関技師、メカ、優雅、法、義務、道理、真理」のこと。
ブランチスキルとはその下にある地図や解錠といった技能のこと。
例）宴会スキルをとるには、前提となる芸人が必要。
探検家
地図、解錠、警戒、忍び歩き、トラップ、飛空石
貴族
礼儀作法、舞踏、教養、歴史、裕福、人脈
商人
鑑定、値段交渉、虚言、嘘発見、会計、偽造、マーチャントギルド
芸人
舞踏、歌唱、宴会、伝承、誘惑、変装
戦士
剣術、レイピア、砲術、拳銃、ライフル、格闘、護衛、戦術
機関技師
地図、航法、修理、砲術、蒸気機関、効率性、予備の部品、改造
メカ
歩行脚、キャタピラ、タイヤ、大砲、機銃、回転のこぎり、クレーン、鉄球、シャベル、フォークリフト、ドリル、サーチライト、新式無線装置、新式短距離ソナー、人形外観と機関頭脳、グライダー
優雅
ふりふりっぽい衣装を喚び出す、汚れを除去する、美容整形及び老化遅延、相手の好みや望みを察する
法
武装解除、拘束、誰かが範囲内に入ったら警報を鳴らす結界、違法か合法かを知る
義務
生命の危機からの生還、苦痛や恐怖に耐える、過酷な環境からの保護結界、治癒と再生
道理
翻訳及び通訳、離れた知人に言葉を伝える、鬼火のような明かりを召喚する、身分を証明する
真理
卓越した計算能力、望遠視及び地獄耳あるいは味王、超速読及び丸暗記
