【イノディア空軍基地式典より】
イノディア空軍基地に本部を持つアレイスター航空軍に30機の作戦機が配備され、集まった市民にその姿を披露した。
編成内訳は三洲製のマルチロール機「IF-23CCV-A "Hidden Horror"」10機と、モリヴァニア共和国との共同開発による戦闘攻撃機「IMCA F/A-1 "evil spirit"」20機。
ロストアルテミス以後での本格的な空軍編成は三洲連合共和国に次いで二カ国目。
機体の制御、及び管制などの後方支援システムにOmena社のKissa OSが使用されているのが特徴。
編成式にはバルデラマ氏ら諸島評議員を初め、三州雇用武官や魔術師ヴェロニカ・バーンロード女史も出席。また、国内言論人・芸能人はメディアを通じて空軍整備の重要性を訴え、配備を賞賛した。
一方、国内の過激派「自由と祖国」及び「統一ワークス解放戦線」はそれぞれ非難声明を発表。本紙記者への取材に対し、「平和と人民の敵であるラティウス政権は本気で打倒させなければならない。そのためにはあらゆる手段も辞さない」とコメントした。
それに対しバルデラマ評議員は
「いろいろとご高説をたれていらっしゃるようだがね」
「ただ単に勝ち目が無くなった負け犬の遠吠えにしか聞こえないね」
ラウレアーノ・ゴメス評議員は「アレイスターに真の統一がもたらされるだろう。勝利の日は近い」と述べた。
