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V.C.22 9月 カイバーオーシャン捕鯨禁止条約

カイバーオーシャン捕鯨禁止条約


世界水産資源保全会議から約三年。我が国の発議の捕鯨禁止条約が再審議され、カイバーオーシャンに属する五つの国家、アヴェンシス、アレイスター、エンスランド、シェイフィナリア、プランクの全てが捕鯨禁止に合意し、調印した。
「今回の禁止条約成立はアレイスターの粘り強い外交努力の賜物だ。少なくともカイバーに於いては鯨が銃で撃たれたり、槍で刺されたりすることは無くなった。異を唱える国家もいるだろうが、まあ、ローゼンクロイツのようにはなりたくないだろうね」とはバルデラマ評議員の言。

アヴェンシス共和国と協同空軍訓練


マールブランシェ・プリムローズの両条約を背景に、アレイスター空軍はアヴェンシス共和国ブルーム半島に建設されたクレメール空軍基地に於いて、同国の新設空軍と共同訓練を行った。
関係者に公開されたのはプリムローズ兵器圏の統一規格機であるPRFA-14 “Khyber Whale”。
ソーサレス級空母の艦載機でもある同機では相互管制と発着艦、空戦などの運用テストが一週間にわたり行われた。

三洲連合共和国にて政変?

国民協和党機関紙「興国」を初めとする三洲の政治団体、報道機関は11日、一斉に壬生正宣委員長への不支持声明を発し、内外に深刻な衝撃と動揺を与えている。
壬生委員長の新体制派に対する旧体制の反撃説や、対立するディルタニア連邦の政治工作である、という噂も飛び交うほどだ。

プランク民主国、魔術カルト出現


プランク民主国の旧首都フラトに於いて“リリスの道”を名乗る宗教団体が発足し、学生や若者を中心に信者を増やしていることが同国の治安当局より報告された。
同教団はアレイスターの魔術文化研究と女性の霊的進化を謳ってはいるが、勧誘方法や秘密主義が問題視されている。
アンゼロット首相は「内面や信教、結社の自由は保証します。法に触れない限りは」と、突っ込んだ言及を避けた様子だ。
「意外ですね。国民性から言ってスピリチュアルな事柄には関心が薄いと思っていましたが。ただ、フラト市はロストアルテミスからの復興が遅れており、失業率の高い地域ですから。あり得ない訳でもないかと」
とは、政治アナリストのベルモント・レイェスの分析。