セイルナシア危機
セイルナシア地域に於いて、ルージェノワール王国・メトラ教諸国の間で新たな危機が生まれている。
長らく封建制の下で鎖国状態にあったグラディショナル帝国に対し、ルージェノワール王国が開国と民主化を要求。前時代的な帝国統治機構そのものの解体を強いるルージェノワールと、伝統的・文化的・宗教的見地からメトラ教諸国がそれに反発。国際事情通のベルモンド・レイェス氏によると、「数週間以内に」戦争が勃発してもおかしくないという。
積極的外交への転換と、核兵器の配備を進めるルージェノワールに対して、国際社会は動揺し、互いに互いの思考を読みかねている状況だ。プランク民主国、シェイフィナリア教皇領はルージェノワール王国の行動を支持。逆にクラトニアはグラディショナルの植民地化が目的ではないかと否定的な論説を行った。
アレイスターはナーシサス・クナイブの核兵器配備と軍備拡張問題に忙殺されており、今のところ公式的なコメントは発していない。だが、戦争が発生すれば安全保障理事会として座視することはできないだろう。
カイバー諸国・ステラ＝マリ圏でOmenaPhone発売へ
Omena社は９日、OmenaOSが動作し音楽再生などが楽しめる携帯電話"OmenaPhone"を発表した。同日行われた講演では、Omena社代表が「新たな携帯電話の境地を模索する」と発表し、会場は熱狂の渦に包まれた。
タッチパネル液晶を採用し、ボタンは用意されない。無線によりコンピュータネットワークに接続し、いつでも連絡や最新のニュースを閲覧可能だという。
発売はアレイスター、プランク、アヴェンシス、エンスランド、シェイフィナリアの五カ国。二週間遅れてリルバーン帝国、リルバーン共和国、モリヴァニアでも発売される予定。
また通常端末とは別に、若い女性向けにデザインされた"リリス端末"も機数限定で発売される模様だ。
