核融合炉とは、……私にも解らないことだって……ある……。
核融合炉のエネルギー生産の計算は次のようになっています:
30 * [核融合炉のレベル] * (1,05 + [エネルギー技術のレベル] * 0,01) ^ [核融合炉のレベル]
(゚Д゚)ハァ?
・基本が30なんだな。これは解る。
・これに核融合炉のレベルを掛ける。これも解る。
・これに5%を加算する。この加算はエネルギー技術1レベルにつき1%上昇する。(で、いいのか?)
・このボーナスは核融合炉のレベルだけ累乗される。(でいいのか?)
・切り捨て。
・核融合炉1、エネルギー技術3の場合、30*1*1.08=32.4。切り捨てで32。
・核融合炉2、エネルギー技術3の場合、30*2*1.08*1.08=69.984。切り捨てで69。
・核融合炉3、エネルギー技術3の場合、30*3*1.08*1.08*1.08=113。
・核融合炉3、エネルギー技術4の場合、30*3*1.09*1.09*1.09=116。
・核融合炉10、エネルギー技術10の場合、30*3*1.15*1.15*1.15*1.15*1.15*1.15*1.15*1.15*1.15*1.15=1,213。
・エネルギー技術と核融合炉の累乗のため、どちらか一方だけを伸ばしても効率は上がらない。
・テーブルを見るとだいたいエネルギー技術と核融合炉のレベルが同じだと効率が良い傾向にある。
ソーラープラントとの比較
「ソーラープラントはリサーチレベルの効果を受けず常に一定の性能であるが、核融合炉はリサーチレベルの効果を受ける。 いつか必ずその性能は逆転する。 」
ソーラープラントのエネルギー生産量は、
20 * [プラントのレベル] * 1.1 ^ [プラントのレベル]
らしい。エネルギー技術5レベルで上昇率は並び、以降上昇率は差がついていくことになる。
同一フィールドでの発電量はエネルギー技術5の時点で1.5倍。
「いや、それはおかしい」
核融合炉はその稼働にデューテリウムを使用する。
名目上で核融合炉の発電量が多くとも、消費デューテリウムを採掘するための発電量を差し引いて考えなければならない。
消費されるデューテリウムは、
10 * [核融合炉のレベル] * 1.1 ^ [核融合炉のレベル]
核融合炉のレベル(と稼働%)にのみ左右される。
エネルギー技術を上昇させても、消費されるデューテリウムは増減しない。
デューテリウム採掘にかかるエネルギー量は惑星の温度が関連するのでこれまたややこしいが、だいたい1デッテ=0.77エネルギーとなる。
つまり…。
実質的なエネルギー生産量は、
30 * [核融合炉のレベル] * (1,05 + [エネルギー技術のレベル] * 0,01) ^ [核融合炉のレベル]から、
0.77(10 * [核融合炉のレベル] * 1.1 ^ [核融合炉のレベル])を引いた数字。
超絶的に乱暴な簡略化をすると、
22.3 * [核融合炉のレベル] * (1,05 + [エネルギー技術のレベル] * 0,01) ^ [核融合炉のレベル]ということになる。
結論としては、
名目的にも実質的にも、低レベルでも高レベルでも、エネルギー技術が5以上であれば、同レベルのソーラープラントより核融合炉の方が発電量は上である。
何時か必ず逆転、というより、初めから核融合炉のほうが性能が高い。
デューテリウムを消費するということで損しているように見えるのは錯覚。消費分のデューテリウムを採掘するだけのエネルギーを、自分自身で生み出している。
建造コスト比較
(エネ技術18の場合) | 発電量 | 累計メタル | 累計クリスタル | 累計デューテリウム |
---|---|---|---|---|
ソーラープラント36 | 22,257EN | 328m | 131m | 不要 |
ソーラープラント37 | 25,162EN | 491m | 197m | 不要 |
ソーラープラント38 | 28,427EN | 737m | 295m | 不要 |
核融合炉18 | 22,422EN | 25m | 9m | 5m |
核融合炉19 | 29,111EN | 44m | 18m | 9m |
※エネルギー技術18レベルへの累計クリスタルは200m、デューテリウムは100m
運用について
エネルギー技術はテラフォーマーの条件として12レベルまで伸ばすので、結局は実用レベルまで到達する。
序盤はフィールドの制限を気にすることなく建設ができるので、まずはソーラープラントを建設し、ソーラープラントだけでは追いつけなくなったときに核融合炉(あるいはサテライト)を検討すればいいだろう。
ソーラープラントと核融合炉は並列しても何ら問題ない。
しかし、核融合炉はレベルが上がれば上がるほど効率が良くなるので「補助」「サテライト破壊時の緊急用」という認識では実力を発揮できないかもしれない。
国家規模が大きくなればなるほど、核融合炉のレベル・エネルギー技術のレベル向上は容易となり、反面、フィールド数の問題や、仮想敵の襲撃範囲の広大化によるサテライトの脆弱性が浮上してくる。
稼働%について
エネルギー生産効率(1デッテあたりのエネルギー生産量)は核融合炉andエネルギー技術のレベルに依存するが、デューテリウムの使用量は稼働%の影響を受ける。
そのため、核融合炉のレベルを上昇させておき、稼働%を下げることでデューテリウムの消費量を低減させることができる。
核融合炉はエネルギー需要がない状態であっても、レベルを上げる意味がある。
http://d.hatena.ne.jp/veiros/20170318/1489831914