ステージ1:
・「A」という銘柄の1000円のコーヒー豆と、
「B」という銘柄の1000円のコーヒー豆が同じ店頭に並んでいるとする。
「A」も「B」も産地は貧困国。品種も同じ。
・消費者はどちらを選ぶか。比較判断材料がないので売れ行きに差はでないだろう。
ステージ2:
・「A」という銘柄の1000円のコーヒー豆がある。
利益取り分はコーヒー農家10円、企業990円。
「B」という銘柄の1000円のコーヒー豆がある。
利益取り分はコーヒー農家500円、企業500円。
「A」も「B」も産地は貧困国。品種も同じ。ただ、取り分表示が追加されている。
企業は消費者の国。これらが同じ店頭に並んでいるとする。
・消費者はどちらを選ぶか。恐らくは「B」を買うほうが気分がいいし、「B」の方が売れるのではないか。
ステージ3:
・「A」という銘柄の900円のコーヒー豆がある。
利益取り分はコーヒー農家10円、企業890円。
「B」という銘柄の1000円のコーヒー豆がある。
利益取り分はコーヒー農家500円、企業500円。
「A」も「B」も産地は貧困国。品種も同じ。「A」の方が安い。
企業は消費者の国。これらが同じ店頭に並んでいるとする。
・消費者はどちらを選ぶか。
・途上国農民から搾取はいけないよ派(B派
・品質同じなら安い方に決まってるよ派(A派
・貧困国問題は我々消費者には責任無いよ派(A派
・いや全くない訳ではないはずだよ派(B派
・10円で売ったのは農家の自己責任だよ派(A派
・わかっちゃいるが余計な出費はしないよ(A派
・多分A派が多いんだろうなあ。