veirosが何か言いたげにこちらを見ている

FIREしたい!FIREする!!FIREを目指す!!!

青黒トリンケット

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mtgは難しい。
一体どうやったら勝てるのか?
漠然とデッキを組んでいては敵のペースに嵌って一方的にボコられてしまうのだ。
除去を沢山入れるだけではダメなのだ。所詮除去は1対1交換。パウパーでは墓地からの回収もメジャーな手段であり、直ぐに拾われうる。それは相手のペースに乗せられているのだ。

だからってクリーチャーを入れるだけではダメなのだ。それはアドを取れるか、無視できない脅威でなければならないのだ。cipクリーチャーは良い生物だ。しかしcipは戦場に出た後はバニラだ。捨て置かれる。それではダメだ。ということで骨断ちの矛槍/Bonesplitterを投入なのだ。必要なのは圧力だ。不利な動き、不利な対応を強いるパワーが必要だ。

制圧力といえば墓所のネズミ/Crypt Ratsである。これこそマストキル生物。これと相性が良い
死せざる邪悪/Undying Evil。除去したと思ったらタフネス2になって戻ってくるのだ。皮剥ぎの鞘/Flayer Huskも大変良い。先置きして活用できる。タフネス1どもは皆殺しである。

肉袋の匪賊/Fleshbag Marauderも使いやすい除去生物である。これはチェイナーの布告/Chainer's Edictとの比較になる。
チェイナーの布告をフラッシュバックで撃つよりも、肉袋の匪賊を血の泉/Blood Fountainで墓地回収して使う方が多い気がする。しかし2マナと3マナの差は大きい。困った。
そこで登場するのが魂の操作/Soul Manipulationである。相手の生物を打ち消して肉袋の匪賊回収とか、自分なら悶絶しそうだ。mtgは自分がやられて嫌なことを相手にするゲームである。

粗石の魔道士/Trinket Mageこそこのデッキの主役であり、各種のシナジーパーツを引っ張ってくる生物である。ただ、最初に持ってくるアーティファクトは多くの場合土地である。これまでは教議会の座席/Seat of the Synodや囁きの大霊堂/Vault of Whispersしか選択肢が無かったが、今では霧霊堂の橋/Mistvault Bridgeを持ってくることができる。マナ事情に合わせて好きな方を持ってこれるのは強い。コンボ相手には虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbombである。置いておけばタップアウトしていても起動できるのが強力で、大始祖の遺産より優れていると思う。

ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbowは装備コストが重すぎるので相手の除去が厚かったり滅茶苦茶な速攻デッキには真っ先にサイドアウトされるのだが、黒薔薇の棘/Thorn of the Black Roseや無情な切り裂き魔/Ruthless Ripperに装備させることで接死ティムが成立する。しかし粗石の魔道士から持ってくることができるのに、接死ティムがまともに機能した記憶がほとんどない。

「統治者」が相手にあるとき、粗石の魔道士が連れてくる隠し玉がジンジャーブルート/Gingerbrute。速攻と回避能力で統治者を奪取してくるのだ。

熟考漂い/Mulldrifter、歯車襲いの海蛇/Gearseeker Serpentはそれ単体で十分強い超生物。熟考漂いは死せざる邪悪とのシナジーがある。歯車襲いの海蛇もこのデッキであれば2〜4マナで召喚可能で、圧力として申し分ない。

棄てられた地の伯爵/Jarl of the Forsakenは正直あまりシナジーがないが、2マナ域が薄いことと腐っても除去生物なので一応採用。ヴィリジアンの長弓と組み合わせなんてできた試しはない。

リスティックの研究/Rhystic Study。定業とか使う奴が悶絶する青殺しカード。パウパーではマナが余っているターンより、マナがカツカツのターンの方が多いので見た目よりずっと強力だ。ドローができなくても相手の速度は確実に低下しているのだ。しかし土地破壊系くらいしか相性の良いデッキがないのであまり見ない。

喪心/Cast Down。最強の除去ではあるのだが、だからってこれだけで勝てるわけではない。喪心が環境にあることは大前提の環境なのだから。2マナでも重い。追放しないので回収される。被覆やギルドパクト守護者に当たらないなど、ぐぬぬシーンは数多い。