veirosが何か言いたげにこちらを見ている

FIREしたい!FIREする!!FIREを目指す!!!

赤黒マッドネス

f:id:veiros:20210917185922p:plain
私は赤黒が好きだ。パウパーでの赤黒はお通夜状態なので悲しい。
久しぶりにMagicOnlineを起動してみて浦島太郎状態。
適当に対戦してみたらとあるシナジーを披露されて衝撃を受けた。
浄化の野火/Cleansing Wildfire+鉱滓造の橋/Drossforge Bridge

これだ!!!
赤い不屈の自然/Rampant Growthであり、ドローワンまでついてくる!さらにメインからトロンに嫌がらせできる!!
ということでこのパッケージを導入を前提に考える。
金魚のリストを見ていると赤黒デッキはマッドネスしか無かったので大人しくマッドネスを組むことにするのだ。

共鳴者

マッドネスは共鳴者の数とマッドネスカードの比率が難しく、試行錯誤しなければならない。
それとマナを払うタイプの共鳴者だと、せっかくマッドネスでマナコストが安くなっても意味が無くなってしまう。
例えばThrill of Possibility / 胸躍る可能性は2マナなので非常に使い辛い。赤黒にルートワラはいないのだ。

それとただ捨てられればそれでいいわけではなく、捨てることで利益を得られなければならない。捨てることでメリットを得て、マッドネスでメリットを得ることでようやくシナジーできるわけで、例えば朽ちゆくインプ/Putrid Impでは弱すぎるのだ。

共鳴者として有用なのは拷問生活/Tortured Existenceだ。墓地にナマモノが必要+黒1マナ必要という制限はあるものの、設置が速く、生物除去も効かない。マナさえあればマッドネスしながらマッドネスナマモノを回収できるのでまさに不死身の軍団である。

傲慢な新生子/Insolent Neonateも素晴らしい。能力起動にマナがかからないしインスタントタイミングだ。自発的に墓地にいけるので拷問生活/Tortured Existenceや墓を掻き回すもの/Grave Scrabblerと相性が良い。傲慢な新生子/Insolent Neonateを生贄にして墓を掻き回すもの/Grave Scrabblerを捨ててマッドネス召喚、新生子を回収。という動きができる。

スペルとしては信仰無き物あさり/Faithless Lootingがやはり鉄板だろう。1マナで2枚捨てることができ、マナスク・マナフラ対策としても優れている。差し引きで手札が1枚減っているのだが、墓地にフラッシュバックとして残るので損はしていないのだ。

コスト面が気になるが地獄の雑種犬/Hell Mongrelは共鳴者でありつつマッドネス生物という、コンセプト一致のカード。しかしやはり手札に貯まるので3枚ということになった。

マッドネス

マッドネスカードは生物だけを採用した。拷問生活/Tortured Existenceとの相性もあるが、マッドネスカードは基本的に弱い。たとえば癇しゃく/Fiery Temper入れるより素直に稲妻撃った方が良いし、終末の苦悶/Terminal Agonyも終止/Terminateにするべきだ。インスタントは肝心な時に使えないと話にならない。

恐らく最もダメージを稼いでいるのは台所のインプ/Kitchen Imp。1マナ2/2飛行速攻。信仰無き物あさり/Faithless Lootingから2体でてブンブン言ってみたり、拷問生活/Tortured Existenceの回転率を上げてみたりと八面六臂の活躍を見せる。

スコフォスの肉裂き/Skophos Reaver はマッドネス2マナというマナ的事情により採用。
血狂いの吸血鬼/Bloodmad Vampire と候補を争ったが、パウパーではタフネス1は弱く、例えばボーラスの占い師の1/3を越えることができない。俺は青を殺したいんだ。肉裂きの4/3であれば余裕で超えてくれる。焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonadeとの相性としても肉裂きに軍配が上がった。

墓を掻き回すもの/Grave Scrabblerも便利枠。使い捨てたナマモノを回収してリカバリー力を高めてくれる。

無謀なるワーム/Reckless Wurmも強力なのだが、マッドネスコスト3というのはやはり重く、数を入れることができなかった。

強迫/Duress

強迫/Duress。もともとは髑髏の占い師/Augur of Skullsが入っていた。こいつは自壊して拷問生活/Tortured Existenceの種になることができる分優れている。が、やはり強迫/Duressとは性質が異なる。髑髏の占い師/Augur of Skullsは2枚捨てるといってもやはり切り札を残されてしまうようなことが多いし、アップキープで停止させなければならないなど、ユーザーインターフェース的な問題も有って不採用となっている。実際自分が2枚捨てろと言われたら悶絶するけど。

強迫/Duressは使い方が難しい。基本的にはカウンターや除去を弾くために存在するのだが、パウパーにおいて持続的なアドバンテージや致命的な盤面構築はクリーチャーで稼ぐことが多い。忍者とかマルドリとかギルドパクトとか。そう考えると抜去/Divestのほうが良いのかもしれない。しかしたまにノンクリに当たるし既に除去は5枚も取ってるんですよね・・・。

その他

コンバットトリックとして予想外の牙/Unexpected Fangsを1枚入れている。もともとは傲慢な新生子/Insolent Neonateの自壊能力を考えてシルヴォクの生命杖/Sylvok Lifestaffを入れていたのだが、傲慢な新生子/Insolent Neonateが自壊するときはマッドネスを使うということで、いちいち装備し直すためのマナが足りなかったのだ。

除去

赤黒といえば終止/Terminate。喪心/Cast Downとは違い、こちらは伝説のナマモノも破壊できる・・・のではなく、
ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpactを破壊できる。あと再生不能。再生なんかいないけど・・・。

もともとは終止/Terminateを4枚脳死で入れていたが、回しているうちに違和感を覚えてきたのだ。俺は青単とトロンを殺したいのに、青単に対してどうにも頼りない。相手の圧倒的展開力に対して終止/Terminateで1対1交換なんてしてるから勝てないのだ。
むしろ対青戦ではこれを抜いて紅蓮破/Pyroblastを入れるのだ。

ということで焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonadeである。パウパー界では効果覿面の圧倒的パワーを見せつけてくれる。これを大胆に3積みする。これを撃つときは数的劣勢であるか、あるいは撃ってもリカバリできる余裕があるときなのだ。

土地

ボジューカの沼/Bojuka Bogを使えるのは黒の特権。使わない手はない。

サイドボード

f:id:veiros:20210914190500p:plain
フェアリーの忌み者/Faerie Macabreがヤバイ。大祖始の遺産/Relic of Progenitusどころではない。拷問生活/Tortured Existenceとの相性が最高である。インスタントタイミング&マナ消費なしに墓地を掃除しつつ墓地に移動し、拷問生活/Tortured Existenceの起動条件をクリアでき、そしてまた墓地を掃除できるのだ。

アーティファクト対策としては鋳塊かじり/Ingot Chewerを入れている。やはり拷問生活/Tortured Existenceとの相性だ。1マナで置物破壊して再利用していくスタイル。

抜去/Divestは強迫/Duressの対となるカードだが、アーティファクト土地が跋扈する現環境では価値が上昇している。相手が生物主体の場合に強迫/Duressとそのままスイッチする運用。通常の除去ではcip効果を止められないので価値は高いし、黒薔薇の棘/Thorn of the Black Roseとか、そもそも着地させたら悶絶するような生物も居る。

紅蓮破/Pyroblast。青は死すべし慈悲は無い。