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箱国の世紀IV

どこかの平和主義者についてのべいろす的見解

べいろす@http://twitter.com/veiros の発言: (22:05:44)
しかたがないです
べいろす@http://twitter.com/veiros の発言: (22:06:08)
きっと平和団体系の本を読んで感動してしまったのです
べいろす@http://twitter.com/veiros の発言: (22:07:17)
感動というのはこころを揺さぶられている状態で、他人の言葉を信じやすくなる大変危険な状態です。感動したからといって、それが真実かどうかわからない。
べいろす@http://twitter.com/veiros の発言: (22:07:38)
感動したということは、奴らに乗せられているということです。

戦争への道

帝国外交記念館に保存されている極秘外交文書です。
これはV.C18年のリルバーン帝国とディルタニアの外交関係を一変させる破壊的な文章と記憶されています。


箱国の世紀VI 〜復興の翳り〜


万歳!
とうとう明日、午前十一時、徴兵のために集まると言う命令を受け取りました。
今か今かと待っていたところです。
今朝、知り合いの若い女性に会いました。
軍服姿じゃないのを見られるのが恥ずかしいぐらいでした。
僕はもう、平和な時代の人間ではありません。
こう言うときに、自分のことや家族のことを考えると、小さく、弱くなります。
国民や祖国のことを考えると、強くなれるのです。


私はこのとき、青年時代の苛立たしい気持ちから救われたような開放感に包まれた。
嵐のような感激に圧倒され、神がこの時代に生きる幸福を与えてくれたことを
心から感謝した。この最も困難な闘争のために二百万人を超えるリルバーンの男や少年が
最後の血の一滴まで守ろうと覚悟して、自発的に国旗の下に立ったのだ。
リルバーン帝国は自己の存続のために、帝国臣民はその死活のために、自由と未来のために、
闘っているのだ。


あのころ、人々はまだ疑うことを知らなかった。
ロマンに溢れた遠足、荒々しい男らしい冒険・・・。
戦争は三週間——出征すれば息もつかぬうちに、すぐ終わる。
大した犠牲を出すこともない・・・。
私たちはこんなふうに、V.C18の戦争を単純に思い描いていた。

 クリスマスまでには家に帰ってくる。

新しい兵士たちは、笑いながら母親に叫んだ。

    「クリスマスにまた!」