veirosが何か言いたげにこちらを見ている

FIREしたい!FIREする!!FIREを目指す!!!

優しき破滅

chocola氏強化合宿三部作終了。クロテが旅に出るまで。
1話:http://d.hatena.ne.jp/veiros/20090306/1236345522
2話:http://d.hatena.ne.jp/veiros/20090313/1236956642

セッションログ

plum がチャンネルに入室しました
veiros is now called veirosGM
/Invite dice #veiros
dice にチャンネルへの招待が来ました。
dice がチャンネルに入室しました
chocola がチャンネルに入室しました
chocola is now called Clotilde
22:02 veirosGM: おk
22:02 veirosGM: では
22:03 veirosGM: 前回から数ヶ月が経ちました
22:03 veirosGM: もう夜型生活にも慣れて
22:03 Clotilde: はい
22:04 veirosGM: ご主人様のちょっとした好みや癖なども何となくわかってきた
22:04 veirosGM: 今は図書室のなかで
22:04 veirosGM: クロテは文字を勉強しています。
22:05 veirosGM: 何しろ暇なのと
22:05 veirosGM: 立派な下僕になるためには文字くらい読めないと伝令もできない
22:05 Clotilde: はい
22:05 veirosGM: 農村出身で文盲だったクロテで
22:06 veirosGM: まだまだへにょへにょな文字しか書けないが
22:06 veirosGM: 一生懸命勉強
22:07 veirosGM: テーブルの向かい側でご主人様がテーブルに肘をつけてながら
22:07 veirosGM: 書き取りしているクロテを眺めている
22:07 Clotilde: はい
22:08 Clotilde: 「この言葉は文字で書くとこうなって・・・」
22:08 veirosGM: 「魔法書が読めなくては魔法は使えぬからのう?」
22:09 Clotilde: 「はい」
22:09 veirosGM: 羽根扇を広げて
22:10 veirosGM: 「とりあえず、ここの本はあらかた読めるように」
22:11 Clotilde: 「がんばります」
22:11 veirosGM: 「焦る必要はないぞよ。時間はたっぷりあるのだから」
22:11 veirosGM: 勉強が順調なのに安心したのか
22:11 veirosGM: ご主人様は立ち上がって
22:12 veirosGM: 「わらわは狩りに行ってくるぞよ。よい子にして留守番をしているように」
22:12 Clotilde: 「はい、承知いたしました」
22:13 veirosGM: ではご主人様が去って数時間後
22:13 veirosGM: 取りあえず今の本は読破。
22:13 veirosGM: 次は帝国の地理歴史などの本を読むように言われている。
22:14 veirosGM: 教養がないとレディになれない。
22:14 veirosGM: しかしうっかりしたことに
22:14 veirosGM: この広い図書室のどこにその本があるかわからない
22:15 Clotilde: 「と、とりあえず勘で探してみましょう・・・」
22:15 Clotilde: 「けど広すぎます・・・」
22:15 veirosGM: 部屋の奥にいくほど古い本棚があるようだ
22:16 veirosGM: 奥に行きますか? y/n
22:16 Clotilde: y
22:16 veirosGM: では気になる本棚を見つけた。
22:17 veirosGM: 歴史関係のラベルが結構貼ってある
22:17 veirosGM: 古ぼけた本が並んでいる。
22:17 Clotilde: 「おおここで合っていたんですね」
22:17 veirosGM: 本は貴重品です。
22:17 Clotilde: 「けど古そう・・破けないかな・・・?」
22:18 veirosGM: 題名のない本を一つ見つける。
22:18 Clotilde: 「無題ですか・・・」
22:18 veirosGM: 本と言うより、ノートなのかもしれないが
22:18 Clotilde: 「少し見てみようかな・・・?」
22:18 veirosGM: 目を引いたのが
22:19 veirosGM: 背表紙にアンネリーゼという署名がある。
Kirchen がチャンネルに入室しました
22:20 Clotilde: 「あ・・これは・・」
22:20 veirosGM: 最初のページには
22:21 veirosGM: xxx年、私は悪魔と呼ばれる存在になってしまった。あのお方が愛したこの城に戻る。何度か試したが死ぬこともできない。
22:22 veirosGM: 人目に触れないよう、この城で静かに暮らそう。
22:22 veirosGM: とか書いてある。
22:22 Clotilde: 「ん・・・」
22:23 Clotilde: 「ということはご主人様は最初から悪魔だったのではないのかな・・・?」
22:23 Clotilde: 「あのお方・・・?」
22:23 veirosGM: xxx+100年、あのお方が集めた書斎の本棚は全て読んでしまった。
22:24 veirosGM: 何もすることがない。これからどうすれば良いのだろう。
22:24 Clotilde: 「ここの書物をご主人様はすべて読んでいるのですね・・」
22:24 Clotilde: 「何百年もここにいるのかな」
22:25 veirosGM: xxx+200年。暇なので近隣の街や村を荒らしてみた。人間とはこれほど脆弱なものだったのか。
22:25 veirosGM: 怯える人間から血を吸うことは、、、楽しい。
22:25 Clotilde: 「これは・・・」
22:26 veirosGM: xxx+300年。そういえばもう、300年間太陽の姿を見ていない。
22:26 veirosGM: もうほとんど思い出すことが出来ない。
22:26 veirosGM: そのページから記述の間隔が開く。
22:27 veirosGM: xxx+400年。ちょっと子供をさらってきて世話を初めてみた。
22:27 Clotilde: 「さらった・・・?」
22:27 veirosGM: 面白い反応をする。
22:28 veirosGM: しかしうっかりして殺してしまった。人間の力加減など忘れた。
22:28 Clotilde: 「うっかり・・・」
22:29 veirosGM: あのお方がわらわを拾ったのもこういう心境だったのだろう
22:29 veirosGM: xxx+500年。
22:29 veirosGM: ここは暗い。
22:29 veirosGM: ここは寒い。
22:29 veirosGM: ここは寂しい。
22:29 veirosGM: あとは白紙。
22:29 Clotilde: 「・・・ずっと一人だったんですね」
22:29 Clotilde: 「これで終わりかな」
22:30 veirosGM: ちなみに今の年号はxxx+1000年
22:30 veirosGM: 500年坊主
22:30 Clotilde: 「この後からずっと書いてないんですね」
22:31 veirosGM: そうみたいだ
22:31 veirosGM: 目的の本はその側にあった。
22:31 Clotilde: 「あ、こんなところにあったんですね」
22:31 veirosGM: さて
22:31 Clotilde: 「ではこの無題の日記は元の場所に戻しておきましょう」
22:32 veirosGM: おk
22:32 veirosGM: では元に戻して勉強を再開
22:32 veirosGM: その数日後
22:32 veirosGM: 寝室で
22:33 veirosGM: ご主人様とクロテは寝そべって昔話などをしている
22:33 Clotilde: はい
22:33 veirosGM: すると玄関の扉を叩く音がして
22:34 veirosGM: 「さて、客人とは珍しい」と
22:35 veirosGM: ご主人様はクロテをつれて玄関に向かう
22:35 Clotilde: はい
22:35 veirosGM: クロテが鉄の扉をあけると
22:36 veirosGM: 黒ずくめの鎧を着た騎士がそこに立っている。
22:37 veirosGM: なんかヘルメットの目の部分が赤く光ってて
22:37 veirosGM: しゅーこーしゅーこーいいそうな感じ
22:37 veirosGM: 「…ほう、ベロースの手の者か?」
22:38 Clotilde: (ベロース・・・?)
22:38 veirosGM: クロテを背中からぎゅっとしてなでなでしつつ
22:39 veirosGM: 「…我が主及びゲオルグ殿、アークデーモン殿からの贈り物でございます」
22:39 veirosGM: 「魔齢1000歳をお慶び申し上げます」
22:40 veirosGM: 黒魔騎士は敬礼して
22:40 veirosGM: 馬車からドレスやら宝石やらを沢山持ってくる。
22:40 Clotilde: (ご主人様は1000歳ですか・・・)
22:41 veirosGM: 「…律儀なやつらじゃ。よかろう。適当に置いておくが良いぞ」
22:41 veirosGM: 黒魔騎士は下僕に命令して運び込む。
22:42 veirosGM: ご主人様はつまらなそうに
22:42 veirosGM: 「さて、戻ろうかクロテや。さっきの話を聞かせておくれ」
22:43 Clotilde: 「はい、かしこまりました」
22:43 veirosGM: ……
22:43 veirosGM: …
22:44 veirosGM: クロテの話す童話が一区切りして
22:44 veirosGM: 客人たちも帰った様子。
22:44 veirosGM: 「悪魔が誕生日など祝いだしたらきりがないわ」
22:45 Clotilde: 「そうなんですか」
22:45 veirosGM: 「一年など瞬く間じゃ。……そういえば、クロテの歳はいくつだったかのう?」
22:45 Clotilde: 「16です」
22:46 veirosGM: 「そうかそうか。もっとも輝く年頃よのう」
22:47 Clotilde: 「ありがとうございます」
22:47 veirosGM: 「あやつらの贈り物、気に入ったものがあればクロテの物にしてよいぞよ」
22:48 Clotilde: 「いえ、せっかく頂いたのですからご主人様が使ってみてはどうでしょうか・・・?」
22:49 veirosGM: 「興味がないのじゃ。そうじゃな…」
22:49 veirosGM: 「クロテや、お主はわらわを祝ってはくれないのかえ?」
22:50 Clotilde: 「あ、失礼いたしました。魔齢1000歳おめでとうございます」
22:51 Clotilde: 「悪魔の皆様はどのぐらいまで生きていられるのですか?」
22:52 veirosGM: 「さあ…。力や格と歳は関係がないしの」
22:52 veirosGM: 「最も古いものでは万を越えていたはずじゃ」
22:53 Clotilde: 「私にとっては気の遠くなる年ですね・・・」
22:54 veirosGM: 「わらわのように無為に時を過ごしているものが大半じゃ」
22:54 veirosGM: ご主人様はにっこりと片目をつむって
22:54 veirosGM: 「クロテや…。わらわはそなたからの贈り物が欲しいぞよ」
22:54 Clotilde: 「え・・・」
22:55 Clotilde: (といっても贈る物なんて・・・)
22:55 veirosGM: 「一日だけ、外出を許そう。街へ行くがいい。そこで何か買ってくるのじゃ」
22:56 Clotilde: 「はい、かしこまりました」
22:56 Clotilde: (外に出るなんて久しぶりですね・・・)
22:58 veirosGM: 「ふふ、期待しておるぞ」
22:58 veirosGM: ……
22:58 veirosGM: …
22:59 veirosGM: 次の日
22:59 veirosGM: 出入りの商人ボックルの馬車に乗って
22:59 veirosGM: 近隣の港町まで到着。
23:00 veirosGM: とはいえ、夜型生活だったり移動時間の関係でもう夕方。
23:00 veirosGM: 人間は夜になると店を閉めるので
23:00 Clotilde: はい
23:01 veirosGM: きをつけよう。雑貨関係ならボックルから買える。
23:01 veirosGM: クロテの服装はどんな感じ?
23:02 Clotilde: ドレスのまま・・・?
23:02 veirosGM: ではゴスでロリっぽいドレスに
23:02 Clotilde: はい
23:02 veirosGM: ご主人様から金のティアラを被せられる
23:03 veirosGM: これは悪魔の所有物であるという証
23:03 veirosGM: 傷つけたら恐ろしい事になる。
23:03 veirosGM: さて、どこにいこう
23:04 veirosGM: 服屋、宝石屋、骨董屋、食材屋
23:04 veirosGM: それ以外
23:05 Clotilde: (んーどこにいこうかな・・・)
23:05 Clotilde: (物はご主人様たくさん持っていましたし・・・)
23:06 Clotilde: (となると料理とかのほうがいいのかな・・・?)
23:06 veirosGM: 商人「あのお方は血しか飲めないぞ」
23:06 Clotilde: 「あ、そうなんですか」
23:06 veirosGM: では商人を伴って
23:07 veirosGM: いろいろ街をまわってみましょうか
23:07 Clotilde: はい
23:07 veirosGM: 久しぶりに人間が一杯いるところに来た
23:08 veirosGM: 悪霊や降魔のおどろおどろしい気配はほとんど感じない
23:08 veirosGM: 今まで別世界にいたんだなあという感じ
23:08 Clotilde: 「こんなに人のいるところは久々です」
23:08 veirosGM: 気になるお店を見つけた
23:09 veirosGM: 「降魔の占い小屋」とある
23:10 veirosGM: 占い師一人、客一人入れる小さい小屋だ
23:10 Clotilde: 「んー少し見てきていいですか、商人さん?」
23:10 veirosGM: 商人「待っている」(金貨銀貨を渡しながら)
23:11 Clotilde: 「はい」
23:11 Clotilde: 占い小屋に行ってみた
23:11 veirosGM: 小屋の中は
23:12 veirosGM: オルゴールと思わしき儚い音色と
23:12 veirosGM: ぼうっと光る燭台
23:12 veirosGM: フードを目深に被った占い師がいる
23:12 veirosGM: 「待っていましたよ。お嬢さん」
23:13 veirosGM: 女の声
23:13 Clotilde: 「え、(待っていた?)は、はい」
23:13 veirosGM: 「占い師とはそういうことをいうものなのです」
23:13 veirosGM: 「おすわりなさい」
23:13 Clotilde: 「はい」
23:13 Clotilde: 座る
23:14 veirosGM: 「貴方は何を迷っているのでしょうか?」
23:15 Clotilde: 「えっと」
23:15 Clotilde: 「ご主人様がお誕生日を迎えられたので、その贈り物を探しているのです」
23:15 veirosGM: 観察すると、フードの下から美麗な顔と長い金髪がかいま見える。
23:16 veirosGM: 「では、カードにしましょう」
23:16 veirosGM: タロットをならべて
23:16 veirosGM: いくつか表返す
23:16 veirosGM: 悪魔のカード
23:17 veirosGM: 「ご主人様は怖いお方?」
23:17 Clotilde: 「えっと・・普段はやさしいお方です」
23:17 veirosGM: 悪魔のカードを伏せて
23:17 veirosGM: また別のカードを表返す
23:18 veirosGM: 女教皇のカード
23:18 veirosGM: 「貴方とご主人様の関係は? お金? 恩人? それとも家柄?」
23:19 Clotilde: 「お金ともいえれば恩人とも言えるかもしれません
23:19 veirosGM: となりのカードを表返す
23:20 veirosGM: 恋人のカード
23:20 veirosGM: 「貴方はご主人様をどう思っていますか?」
23:21 Clotilde: 「ん・・・優しくて頼れるお方です」
23:22 veirosGM: 「そう。側にいるのね」
23:22 veirosGM: 「ご主人様の趣味は何かしら?」
23:23 Clotilde: 「・・・読書ですかね」
23:23 veirosGM: 過去ログを趣味で検索したまえw
23:23 Clotilde: ><
23:26 Clotilde: 「あ・・・花を育てるのが趣味と仰られていました」
23:26 veirosGM: 「…そう」
23:26 veirosGM: テーブルの横に箱があって
23:27 veirosGM: 「…それ、あげるわ」
23:27 veirosGM: 「七色の花弁を咲かせるリムディアの花とその種よ」
23:27 Clotilde: 「え、あ・・ありがとうございます」
23:28 veirosGM: 「とても珍しいから、ご主人様も持っていないんじゃないかしら」
23:28 Clotilde: 「たぶん、そうだと思います」
23:28 Clotilde: 「えっとお代のほうは・・・?」
23:28 veirosGM: 「そう。それなら占いはこれでおしまいです」
23:29 veirosGM: 「いりません」にっこり
23:29 veirosGM: 「その代わり、伝言をお願いします」
23:29 Clotilde: 「伝言・・・?」
23:29 veirosGM: 「貴方のご主人様に『リュートミスティースが来た』と」
23:30 Clotilde: 「リュートミスティースが来た・・・ですね」
23:30 Clotilde: 「はいわかりました」
23:30 veirosGM: 「お願いね」
23:30 Clotilde: 「えっと、もしかしてですが」
23:31 veirosGM: 「何かしら」
23:31 Clotilde: 「貴方はご主人様のご知り合いでしょうか・・・?」
23:31 veirosGM: 「そうね」
23:32 Clotilde: 「なるほど、わかりました」
23:32 veirosGM: ……
23:32 veirosGM: …
23:32 veirosGM: では戻ってきたら
23:32 veirosGM: 夜更け
23:33 Clotilde: はい
23:33 veirosGM: ご主人様は広間の玉座に座っていて
23:33 veirosGM: 物憂げに血の混ざったワイングラスを片手に
23:34 veirosGM: 眠そうに微睡んでいる
23:34 veirosGM: 「クロテや、戻ったのかえ?」
23:34 Clotilde: 「はい、ただいま」
23:35 veirosGM: 「そうか、逃げていくものかと思っておったぞよ」
23:36 veirosGM: 「……ちこうよるがいい……」
23:36 Clotilde: 「いえ、私はそのようなことは致しません」
23:36 Clotilde: 「はい」
23:36 veirosGM: かしづかせて
23:36 veirosGM: 「何か、面白いものでもあったかえ?」
23:37 Clotilde: 「えっと・・・」
23:37 Clotilde: 「あ、ご主人様」
23:37 Clotilde: 「贈り物をご用意いたしました」
23:37 veirosGM: 「ほほう?」
23:38 Clotilde: 「七色の花弁を咲かせるリムディアの花とその種というものです」
23:38 Clotilde: 差し出す
23:38 veirosGM: リムディアの花を愛でて
23:38 veirosGM: 「…これを手に入れるには苦労したであろう」
23:38 Clotilde: 「あ・・・すでに持っていたんですね」
23:38 veirosGM: もってないw
23:39 Clotilde: ><;
23:39 Clotilde: 「えっと優しい占い師様に譲っていただきました」
23:39 Clotilde: 「あ!あとその占い師様からご主人様に伝言が・・・」
23:39 veirosGM: 「…クロテが戻ってきたことがわらわへの一番の贈り物じゃ」
23:40 Clotilde: 「え・・・はい、有難うございます」
23:40 veirosGM: 「そのクロテがリムディアを持ってくるとは……」
23:40 Clotilde: 「えっと伝言の内容は・・・リュートミスティースが来た」
23:40 Clotilde: 「と確か伝えてくださいと言われました」
23:40 veirosGM: 「……」
23:41 Clotilde: 「ご主人様?どうかなされましたか?」
23:41 veirosGM: 「そうか。リュートミスティースが来た、か」
23:41 veirosGM: 「なんでもないぞよ」
23:41 veirosGM: 「クロテや」
23:42 veirosGM: 「今、わらわは数百年ぶりに楽しい時間を過ごしておる」
23:42 Clotilde: 「はい」
23:42 veirosGM: 「すべて、お主がやってきてからじゃ」
23:42 veirosGM: 「お前には感謝しなくてはのう」
23:43 Clotilde: 「光栄でございます」
23:43 veirosGM: 「この時間がずっと続くと良いの」
23:43 Clotilde: 「私もご主人様のおかげで今日を生きています」
23:43 Clotilde: 「はい」
23:43 veirosGM: クロテの身体を寄せて
23:44 veirosGM: 「今宵は、少し多めに吸うが良いかのう?」
23:44 Clotilde: 「大丈夫です」
23:44 veirosGM: がぶっ
23:44 veirosGM: ちゅーちゅー
23:45 veirosGM: 思う存分に血を味わい、味われ
23:46 veirosGM: 吸われる陶酔感の中でゆっくりと睡魔に襲われる
23:47 veirosGM: 全身に力が入らず、視界も暗くなる
23:47 veirosGM: ただ、ご主人様がぎゅっと抱きしめてくれているのは感じる
23:47 veirosGM: ………
23:47 veirosGM: ……
23:47 veirosGM: …
23:47 veirosGM: 目が覚めると
23:48 Clotilde: はい
23:48 veirosGM: 広間の赤絨緞の上で眠ってしまっていたらしく
23:48 veirosGM: けだるい倦怠感とともに起き出す
23:49 veirosGM: 視界はぼやっとしているけれども、次第にはっきりしてくる
23:49 veirosGM: 玉座にはもうご主人様の姿がない
23:49 Clotilde: はい
23:50 veirosGM: なにか、城の雰囲気が変わったような気がする
23:50 veirosGM: 何か大きな重圧が無くなったという感じ
23:51 veirosGM: 「……」
23:51 veirosGM: 誰かが立っている
23:51 Clotilde: 「だ・・・だれですか?」
23:51 veirosGM: http://ppp.atbbs.jp/photo/veiros/1212929035122.jpg
23:51 veirosGM: こんな人
23:52 Clotilde: 「あなたは一体・・?」
23:52 veirosGM: 「アンネリーゼは滅びました」
23:52 Clotilde: 「え・・・?」
23:53 Clotilde: 「いまなんて?」
23:53 veirosGM: 「貴方のご主人様は滅びました」
23:53 Clotilde: 「・・・何故です?」
23:53 Clotilde: 「なぜご主人様が・・・?」
23:54 veirosGM: 「私の知っているアンネリーゼは、人の命も尊厳も何とも思わないような悪魔でした」
23:55 veirosGM: 「彼女は世界にたくさんの死と、たくさんの悲哀をもたらしました」
23:55 veirosGM: 「だから、私が滅ぼしました」
23:55 veirosGM: 「でも、貴方にとっては優しいご主人様だったのかもしれません」
23:56 Clotilde: 「そんな・・・・」
23:58 Clotilde: 「私はどうなってしまうのですか?」
23:58 veirosGM: 「本来は貴方もここで死んで貰うべきなのですが」
23:58 veirosGM: 「アンネリーゼの最後の願いです。私は1000年間、貴方の前にはあらわれません」
23:59 veirosGM: 「でも、この城から離れた方がよいでしょう。悪魔が消えれば、貴方は人々にどんな迫害を受けるかわかりません」
23:59 Clotilde: 「あなたも悪魔なのですか?」
23:59 veirosGM: 「…ええ」
0:00 Clotilde: 「しかし離れるといっても、私は故郷に戻る術が・・・」
0:00 veirosGM: 「これをお持ちなさい」
0:01 veirosGM: アンネリーゼの羽根扇が
0:01 veirosGM: ネックレスに形を変える
0:02 veirosGM: 「このクヴェルが貴方を護るでしょう。アンネリーゼの思いとともに」
0:03 Clotilde: 「え・・・はい・・・」
0:03 veirosGM: 「私はリュートミスティース。1000年後にまた会いましょう。貴方が輪廻を断ち切れていると信じます」
0:03 veirosGM: そういって、リュートミスティースは去る。
0:04 Clotilde: 「けど私は人間ですし・・・」
0:04 veirosGM: 暗闇に残されたのはクロテ一人
0:05 veirosGM:  
0:05 veirosGM:  
0:05 veirosGM:  
0:05 veirosGM: end
0:05 veirosGM: お疲れ様でした
0:05 Clotilde: お疲れ様でした
0:05 veirosGM: ということで現在のキャラシートの能力になりました